漂う
減速す羽黒蜻蛉のお通りだ
若田光一さんが宇宙へ飛び立ちました。何と5度の宇宙。日本国内でも行ったことがない地域がたくさんあるあたしなのに、羨ましい限りです。
小学生の頃、アポロ11号が初めて月に着陸をしました。畑でぽぇ~と月を眺めていたら、父が望遠鏡を買ってくれました。
せっかくなのでお小遣いで天体図鑑を買い、季節や時間帯で見えそうな正座の目星をつけては、畑から空を眺めていました。
当時は外灯も少なくて、田舎の夜は真っ暗でした。畑から南の空を見ると人家も少なく、夜空の星が綺麗に見えました。
あの頃は、夏になると見事な天の川が流れていました。でも、この何十年も天の川を見ていません。人家は増えていませんが、地球は眠らない星、人工灯で照らされた明るい星になったのかしら。
☆☆☆
ミッションはいらない、手ぶらでいいので、宇宙ステーションに行ってみたいです。ただステーションから地球を眺めるだけでいいんです。オプションツアーもいりません。
眼下に流れ星を観ること、スプラウトを観ること、そしてオーロラを観ることが夢です。まだまだ高額ですが、決して届かない夢ではなくなりました。
三半規管が弱くて車酔いをするし、でんぐり返りもできないので、適性検査で落とされる可能性もあります。でも、技術革新とやらで乗り越えたいもんです。
若田さんたちが来ている宇宙服もずいぶんとスマートで、お洒落です。あたしもシュッとした宇宙服を着こなして宇宙を漂う日を夢見ています。
それまでは、仁淀ブルーでサップに揺られていようかな。いや、酔うから無理かしら。
あたしが宇宙に飛び立つのが早いか、めちゃくちゃリアルな仮想の宇宙旅行が早いのか。
脳にとって、現実も仮想も同じ体験ならば、手軽な仮想体験でもいいけれど、仮想空間で一人で興奮している姿は端から見るとスゴくおまぬけに見えるので、おひとり様で楽しみたいもんです。
コメントにも書きましたが、別に老わずとも土を耕したいもんです。ある男性が、黙々と土を耕していると戦争なんてしようと思わないと言っていました。ほんとうにそうです。
土に還ろう!