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万緑

色んな意味で歴史に残りそうな選挙も終わりました。

色んな人が色んな持論を声高に訴えており、それはそれで言論の自由だなあと思います。

ただ、その声の大きさや量に惑わされることなく、ちゃんと事実を見極め、自分の考えを持つことが大切だと思いました。

ちゃんとみて、聴いて、感じて、
ちゃんと考える、ちゃんと想像する。


「何をみるねん?」


万緑ばんりょくやふと口遊くちずさむシューベルト


昨夜は選挙の番組ばかり。でも、Eテレではクラシック音楽をやっていました。寝るしかないと諦めていましたが、幸運でした。

何度聞いても飽きない音楽は昭和の歌謡曲とクラシックです。コンピューターで作られたみたいな音楽は、温もりが感じれなくて苦手です。

何度聞いても変わらない、その安定感がどうしても馴染めません。

若い頃マンドラを演奏していました。演奏会では若さゆえの前のめりで、どんどん走ってしまいました。他のメンバーも仕方なく最も走るわたしに合わせて、必死の演奏です。

早口なわたし、口が早いと鼓動の速さも早くなるのかしら。

鼓動が早くなると脳内のメトロノームも早くなるのかしら。

そういえば、外国から来た技術研修生に日本語を教える機会がありましたが、彼らの耳は早口に慣らされ、そこらのへんの土佐弁など難なく聞き取りをしていました。

脳の神経細胞が早口言葉を理解しようとして驚異の成長を遂げたのかしら。

クラシック音楽。

楽譜があって、演奏は決まっているようで、曲の理解によって変わってきます。指揮者によっても印象が変わる気がします。

そうきたか~。心が聞き耳を立てます。


「万緑を枕にさぼる午後のゼミ」
&
「万緑を枕にさぼる午後の蝉」



やはりペンで縁取りしてないと、わたしには難しいと気づきました。それでもチャレンジです。