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人生、いろいろあるさ


三年ぶり見上げる顔に花火かな


旅先、仕事先で熱が出たり、症状はないのに検温で引っかかり、陽性が判明、帰宅難民が増えているそうです。

ひたすら地味な暮らしのわたし、自宅と行きつけの喫茶店、職場の三点をぐるぐる回っています。

話し相手は、ほぼ猫。活動範囲がさらに狭い猫なので、お互いに健康に暮らしています。

て言うか、毎度書くのですが、飼い主が帰宅難民になることは猫の飢え死に即直結です。
だから行動がいい塩梅に抑制されています。

でも、行動制限のない夏、多くの人が予定を立てて考えうる感染対策をとってお出掛けをしています。

その感染対策を上回るのがころにゃの増殖のスピードなんです。我が県の陽性率は58.1%です。なかなかなもんです。先週、少し下がりましたが、また、ぐんと上がりました。

ところで、ころにゃが始まった頃はホテルも対応に四苦八苦していました。でも、今ではガイドラインを作成しているようで、もしも発熱した人が出ても最寄りの病院を紹介し、受診に繋げているようです。

感染が分かったら病院が保健所に連絡して、無料の療養ホテルに入ります。他の自治体はどうか知りませんが、やっていることは変わらないでしょう。

ただ、旅先や仕事先で足止めを食らい、その先の予定に支障が出ます。金も余分に掛かることでしょう。時間的、金銭的な余裕を持つことも必要です。

でも、元来カッツカツのスケジュールで行動する習性が脳にも体にも染み付いた国民性の気がするので、行動様式の変容にはいい機会かもしれません。

帰宅難民。お上の行動制限がない今年、全て自己責任になってしまい、学校や職場などで不利益を被ったりしないかしら。もし就職の面接試験の約束があった場合、快く延期してくれるのかしら。

些細なボタンの掛け違いで、その先の人生が大きく変わる人もいるのかもしれません。

でも、ボタンのずれた人生を「ラッキー」と前向きに受け止めたいもんです。

何度もボタンの掛け違いをしてきましたが、そのお陰で様々なボランティア活動にも参加できたし、そのまま暮らしていたら巡り会わない人にも会えたし、看護師になって貢献ができてるし、ずれた人生も悪くないです。

未来の幸運、不運、どちらに辿り着くかは、この先の自分の選択次第です。

少しくらい遠回りになったとしても、ゴールさえ見えていたら辿り着くことができるし、このずれでこれまで見えなかった隣の世界が見えるかもしれません。

帰宅難民になった自分が不運、不幸なのではなく、その状態をどう捉え、より良い行動に結びつけるかだと思います。

なんて、まさかの帰宅難民となった人と話す機会があり、思ったことを書きました。

彼の人生に幸あれ!


「夜勤明け猫と寝ころび遠花火」


昨日は鏡川の納涼花火大会でした。実に三年ぶりの花火ということで、盛り上がったことでしょう。

わたしは家でおとなしくしていました。山の向こうの向こうから微かに花火の音が聞こえました。