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春の水
ワクチン接種の応援にいってきました。
疲れてるのかなあ。カパカパしたマスクで、鼻を出して大声で喋る看護師を見ると気分が滅入ってきます。
窮屈というのが彼女の言い分だが、これまで何度注意しても変わらない。たかが鼻だが、看護師が鼻を出すと、周囲の人も鼻を出す。
良くも悪くも、インフルエンサーなんだ、という自覚を持ってよ!と思ってしまう。
疲れてるのかなあ。
さて、昨日のリベンジではありませんが、「雨水」という季語の句を考えました。
ただ今、雨水真っ只中です。
雀の子遊ぶ蹲雨水かな
(すずめのこ あそぶつくばい うすいかな)
猫の毛の柔く張りつく雨水かな
(ねこのけの やわくはりつく うすいかな)
乙女の後れ毛からも親父の薄毛からも離脱、真面目に詠んだつもりですが、どうにも雨水(あまみず)からの離脱ができず、惨敗(>.<)y-~
来年の雨水の頃には、少しでも季語の本意を理解して、詠みたいもんです。
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春の水世の暗雲も洗ひ去れ
(はるのみず よのあんうんも あらひされ)
季語は「春の水」です。春の水の本意は、満々としたその水量にあるそうです。
日本の国内のみならず、世界の各地で悲しい事件や紛争が起きています。
その満々とした水量の春の水で、嫌なことはみんな洗い流してしまいたいです。
でも、洗い流す、見て見ぬふりはダメです。汚物は流れ着いたところで悪臭を放ちます。
わたしたち自身が、満々とした「春の水」にならないといけないのかもしれません。
疎ましや赤き蚊柱打ち払ひ
(うとましや あかきかばしら うちはらい)
季語は「蚊」です。
蚊は夏の季語なので、季節違いです。でも、遠い国で鬱陶しい蚊柱みたいになって、他の国に迷惑をかけている国があります。
対話で解決が出来るのか。でも、力に力ではどちらも傷つくし。
顔に止まった蚊を追いやるように、パシッ!と叩き潰したら、、、わたしの顔も痛い。
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もしもの場合、テントを持って、猫と一緒に山に籠ろうかしら。マールはカリカリの餌が好きで、それしか食べない。今からなんでも食べられる猫にせねば。
スペインに留学中、なので30年以上前かな。クラスで「第三次世界大戦は起こるか!?」というテーマで話したことがあります。
島国のわたし、平和ボケしたわたしとは違うシビアな意見が飛び交い、戦争や扮装などが身近にあることを知りました。
知ること、知ろうとすること、そして相手のポジションで考え、想像することの大切さ。
ところで、ボディシェアリングという技術が開発されています。
ボディシェアリングは、重さや抵抗感などのさまざまな感覚を、他者やロボットと相互に共有する技術のことです。
これにより、遠隔地にいる他者やロボットを「操作できる」だけでなくて、自分の身体で行っているように「感じる」ことができるというものです。
今、この時、戦争をしている人には、ボディシェアリングをして、他者の心や体の痛みを感じて欲しいものです。