日報 2月23日 自分を祝おう
記入者:明明
落ち込みすぎて、
「もうこの世に存在していられない!」
って思ったら、ミンミンは以下の対処をします。
黙って布団にかけこんで、
毛布をたっぷりかぶってから、
心臓に手をあてます。
森の中とか海辺とか田んぼの中とか、
人工物の音がしない静かなところでもいい。
スクランブル交差点のど真ん中とか路地裏の飲屋街とか、
人間臭さが溢れているところでもいい。
とにかく“自分の中に篭れる”場所に行って、心臓に手をあてます。
最初に、「息をしていること」を確認します。
その後、「心臓が脈を打っていること」を感じます。
息を吸って吐いてするように、
心臓は自分の力で動かすことができない……
と、わかる。
(心臓動いてるな〜)
と、手から鼓動を感じ取れます。
心臓は、勝手に動いている。
私が「止まれ!」と強く念じても、
止まってくれません。
この絶対的他力による心臓の存在が、
私の生きる力を支えてくれているんです。
緊張すると速く打って、
和やかだとゆっくり打つ。
私の人生に、いつも付き合ってくれています。
誰のどんな心臓も、きっと、
「生きてるだけでOKなのよ」
と、鼓舞してくれていると思うんです。
私がこの世に生きていることを喜ぶドラムロールが、
私が生きている限り、体内で鳴り続けている。
鼓動は、鼓舞だ。
この世での生が尽きるまで、
生命の喜びを祝ってくれるんだね。
ミンミンはヨボヨボになっても、
「もう歳だから」なんて言い訳したくないね。
その時その時の自分を祝いながら生きていかないとさ、
応援してくれている心臓に、死んでから顔向けできないもんね。