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日報 3月6日 「何もしなくても良い空間」を作る

記入者:タラバミント


「会社」は、仕事をする場所だ。
仕事の効率を上げることもさることながら、
社員の能力が100%引き出されることも求められる。

僕は今日会社で、
糸の切れた凧のように過ごしていた。

自分専用のパソコンデスクは用意されていて、
薪ストーブがパチパチと燃えていている暖かな室内。
トイレもあって、休憩時間もあって、おやつも食べられる。

何不自由なさそうに見えるこの空間に、
僕は窮屈さを覚えていたのだ。
(結果、糸を切って浮遊するに至ってしまった)

会社には、“ある場所”がなかった。
今我が社にないもの。それは、

「何もしなくても良い空間」だった。



社内をぐるりと見渡すと、
見事に「何かをするための空間」だけしかなかった。

「何かをするための空間」や「時間」は、
目的がはっきりしているから意外と作りやすい。では、

「何もしない」ということだけが決まっている空間と時間からは、
一体何が生まれるんだろう……

そうだ、いっそのこと、
心も身体も真にリラックスしていて、何もできないくらいの環境、
「何もしなくても良い空間」を作ってしまえばいいのだ。



未知なるアイデアやひらめきは、
シャワーを浴びている時や散歩の途中に降ってきたりする。

シャワーを浴びながらも、散歩をしながらも、
頭の片隅にゆるく仕事のことを考えている場所がある。

「何もしない」ことで、
心と身体が緊張状態からリラックスモードになる。

適度な緊張は良いスパイスだけど、
過度な緊張は灰汁しか出さない。

リラックスしていると、
なんとなく前向きなアイデアも出やすい。

難しそうな課題も、
「工夫次第でどうにかなるかもしれない」と思えたりする。



心身をときほぐして、短時間でサラサラ仕事をする。
そして社員や関係者と一緒に、まったり夕焼けを眺める。
そんな日は、きっと近い。

そんなわけで明日から、
心身の過度な緊張を解き放ち、
自分の能力100%で仕事を楽しむため、
「人間をダメにする空間づくり」に励みます。




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