見出し画像

061-online

【2011年 7月7日 虫取りパーク内】
 虫取りパークの”真夏の部屋”が好き。
 MMの景色の中で一番好きかもしれない。
 ただ意味もなくこうして歩き回っていると気持ちが良いから。
 先週、四季舞さんのCafe&Bar Brilliantにはじめておじゃまして、さっそく先日も松乃さんと一緒に遊びに行ってしまった。
 お客が多くてチャットがせわしないのはsophiaさんのお店も一緒なんだけれど、Sophiaさんはあくまでもわたしの憧れ。”お蝶夫人”。
 言うまでもないけど”蝶々夫人”ではなく「エースをねらえ!」の方ね。”竜崎麗香”の方。
 実際にお会いして実は"おもしろお蝶夫人"なのだと知りはしたけれど、やっぱりSophiaさんのお店は緊張する。
 他方Brilliantはなんというか居心地が良い。
 ゴージャスな雰囲気のBrilliantの誉め言葉になるかどうかわからないけれど、庶民的な四季舞さんはじめ客層が下町っぽくて打ち解けやすいのだ。
 昨日、その四季舞さんから丁寧なメッセージが届いて、Brilliantのコミュニティーに招待された。もちろん一もニもなく入会。
 これで私の参加するコミュニティーは3つになった。
 ハイドくんの“青海公園クラブ”
 sophiaさんの“wardrobe fairies”
 四季舞さんの”Cafe&Bar Brilliant”
 そして今日、また四季舞さんから新たなメッセージがあった。
『たいへーん。最初お会いしたとき、次にお会いしたらフレンド申請しようって思っていたのに、つい……。なんかもうフレになっていたような気になってたのねー。昨日それをsophiaに話したら「四季舞らしい」って笑われちゃったわー ホント私ったらお間抜けねー^^; 』
”四季舞らしい”
 これは本当のところ、四季舞さんの良いところを端的に表しているように思う。
 四季舞さんとは以前からメッセージを何度も交わしていたとはいえ、リアルタイムのチャットはただの二晩。
 ひとはそんなに単純ではないからその二晩でなにかを知った気になるつもりはないけれど、素直でオープンな四季舞さんの反応と、お客の様子から、確かに人となりが伝わってきたと思えたのだ。
 ともかく親しみやすい人柄なのは間違いない。
 つぎに会ったらわたしの方からフレンド登録をお願いしてみよう。
 ところで、この部屋は本当にすがすがしい。
「虫取りパークってすごない?」
 なんてチャットをわざわざひとりぼっちの真夏の部屋でつぶやいてしまうくらい、わたしは虫取りパークがお気に入りだ。
 虫はどうでもいい。
 かわいらしい見た目のカードもあるから、それを作りたくて虫を捕まえることはあるけれど、“カードバトル”に興味がない。
 宝箱から入手できるようになった“ベースカード”のおかげでトレジャーハントの収益増につながるのはありがたいけれど。
 わたしが虫取りパークを好きなのは、まずその作りこみの素晴らしさだ。
“秋の部屋”“雨の部屋”は現実に見たことのない人の記憶にも眠っていそうな原風景のようで本当に癒される。
“真夏の部屋”の突き抜けるような明るさはむしろ秋晴れの爽やかさ。打って変わって“夏の夜の部屋”は都会の公園のように深夜もなお熱気の残る湿度の高い蒸し暑さを感じられる。
“熱帯の部屋”は時間が止まったように静謐な雰囲気。どういうわけか“春の部屋”だけはちょっと間抜けに感じてしまうのだけど、きっと平面幾何学式庭園がモチーフだってのは伝わる。
 だからわたしは人気のない時間帯を選んでここにくると、虫を追いかけることもあるけれど、たいていは時間いっぱい走り回ったり、ぼけっと座ってみたり、ゆっくり歩いて散策してみたりしている。
 飽きない。
 たまに本気で虫取りすることもあるから、そんなときはへたっぴな人と同室だとがっかりする。
 先を急いで取ろうとするのはいいの。譲ってあげるし、頑張ってほしいなって思う。
 だけど先回りしようと焦って虫を蹴散らして走り回るのはやめて。
 ホントにやめて。
 お願い。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?