【渡韓】格安航空券予約のコツと注意点(LCCの変更・キャンセル料など)【韓国旅行】
先日とあるKPOPグループのソウル公演に行ったのですが、
チケットが取れてから慌てて航空券を探した所、安いチケットは売り切れており、関空(KIX)⇆仁川(ICN)で往復5万円程かかってしまいました。
筆者は海外旅行に慣れていないため最適な購入方法が分からないまま、航空券比較サイト(Skyscanner)で検索して一番安かったものを、航空券予約サイト(Trip.com)から買ったのですが、この方法が最良だったかは疑問です。
また、公演の日程が出た時点で航空券を押さえれば良かったのですが、チケッティングに成功する確証が無かったため、予約するのが直前(3〜4週間前)になってしまいました。
そこでこの記事では、予定が確定しておらず航空券を変更・キャンセルする可能性がある場合に、最適な予約方法を調べてまとめてみました。
航空券以外の渡韓準備については下の記事に書いていますので、興味のある方は参考にしてみてください。
※こちらの記事は最後のまとめの章のみ有料となっておりますが、
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航空券の価格が日によって変動するのはなぜ?
航空券の購入を複雑にさせている一番の要因は、価格が日によって変動することです。こういった仕組みをダイナミックプライシング(価格変動制)と呼びます。
航空会社は航空券を複数の価格帯に分けて販売しており、一般的には最も安い特別価格帯から売れていき、出発日が近づくと通常価格のチケットのみが残っていることが多いです。
需要が高かったり出発日が近いほど価格が上がる傾向がありますが、
逆に売れ行きが悪ければ価格を下げたりと、空席を無くすために航空会社が価格を調節することもあります。
価格変動制の詳細は下記リンクのサイトが分かりやすいので参考にしてみてください。
運賃クラスについて
航空券には複数の価格帯が設定されていることが多いのですが、
例えばAIR SEOULの場合は特別運賃、割引運賃、通常運賃の3種類があり、特別運賃に関しては受託手荷物のサービスは付かないのですが、かなりお得な料金で航空券を取ることが出来ます。
ただし、運賃種別によって変更・キャンセル手数料が異なりますのでその点は注意が必要です。AIR SEOULの場合は、通常運賃であれば予約の変更・キャンセルともに手数料3000円で行えますが、割引運賃と格安運賃の場合はキャンセル料が6000円で、格安運賃の予約変更は不可となっています。
(詳しくは下記表と公式サイトを確認してみてください。韓国発の便の場合は料金体系が異なりますのでご注意ください。)
日本⇆韓国の運航がある航空会社の変更・キャンセル手数料比較
予定がまだ確定しておらず航空券をキャンセルする可能性がある場合でも、変更・キャンセル料が安いのであれば、安い航空券が残っているうちに予約しておきたいと考える人は多いと思います。
そこで、日本⇆韓国の直通便が運航している航空会社の中から、1日の便数が多い順にLCC(ローコストキャリア) 5社、FSC(フルサービスキャリア) 2社をピックアップし、エコノミークラスの3段階の価格帯で変更・キャンセル手数料を比較してみました。
(ここでは、3段階の価格帯を一番安いものから、格安運賃、割引運賃、一般・プレミアムと便宜的に呼びます。実際は各社で名称が異なりますのでご注意ください。)
上の表を見ると、まずLCCよりFSCのアシアナ・大韓航空の方が変更・キャンセル手数料共に高いことが分かります。元の航空券代がそもそも高いので、FSCの方が変更・キャンセルもサービスに含まれていると思っていましたが、これは正直意外でした。
その分、アシアナ・大韓航空はどの運賃クラスでも受託手荷物は23kg以内、1つまでなら無料で預けることが出来ます。(エコノミーの場合)
LCCの場合、一番下の格安運賃では受託手荷物サービスが付いていない所がほとんどですが、ジンエアーのみ全運賃クラスで15kgまでの受託手荷物サービスが無料で付いています。
LCC 5社の変更・キャンセル手数料を比べると、ピーチ以外の韓国の航空会社4社については同程度の料金設定ですが、ピーチは割引運賃以上の価格帯を購入すれば変更・キャンセルがほぼ無料で出来ます。
ただしピーチは関空に本社があり、東京出発の日本⇆韓国便は1日1本しかなく、それ以外は関空⇆仁川便のみの運航となります。
関西空港利用者で航空券を変更・キャンセルする可能性がある方は、
"航空券の安さ" と "変更・キャンセル手数料の安さ" が両立した
ピーチの2番目に安い価格帯である「バリューピーチ」で予約するのがおすすめです。
またピーチは「予約キープサービス」という、48時間以内なら表示されている価格で席を確保したまま、キープ料金300円で支払いを保留できるサービスがあります。(ただし14日以内の出発便には適用不可)
こちらも上手く活用出来ると安い価格でのチケット確保に使えそうです。
成田空港を利用する方の場合、
・日程変更の可能性がある
→ティーウェイ航空
変更手数料がLCCの中で一番安い(上表参照)
・キャンセルの可能性がある
→ティーウェイ航空の割引運賃
割引運賃のキャンセル料が4000円で一番安い
→ZIPAIR もしくは Air Japan(それぞれJALとANAの子会社)
日本→韓国便は一番安い価格帯のキャンセル料が5000円
上記の航空会社をおすすめとして挙げましたが、
成田発の場合、変更・キャンセルの可能性があるならここが最適!という所は正直ありませんでした。そのため、航空券の金額、変更・キャンセル手数料、預け手荷物の条件などを見比べて、自分に合ったチケットを選ぶことをおすすめします。
最後にアシアナ航空と大韓航空の日本⇆韓国の1日の便数を参考までに下に記しておきます。
航空会社公式サイトからの購入が一番安い?
航空券比較サイトのSkyscannerで航空券を検索すると、航空会社の公式サイトでの金額より若干安くなることがあります。
試しにSkyscanner経由で航空会社公式サイトのチケットに飛んでみた所、10%OFFの割引クーポンが付いた状態で金額が表示されました。
そのまま公式サイトで支払いの直前まで進んでみましたが、特に制約等なくクーポンが適用されそうでした。
例としてチェジュ航空で同じ2024年6月26日の成田→仁川の便を、
公式サイトから直接検索したものと、Skyscannerから検索して公式サイトに飛んだもので価格を比較してみました。(下画像参照)
毎回このようなクーポンが適用されるのかは確認できていませんが、直接航空会社の公式サイトから購入するのと、航空券比較サイトから購入するのではこのような金額の違いが生じることがある、と把握していると良いかと思います。
Google フライトの一括検索も便利
Trip.comのような航空券予約サイトを利用せずに、航空会社の公式サイトから直接予約したいという方は、Google フライトを利用するのも良さそうです。
出発都市と到着都市、日付など条件を入れたら、各社の航空券の金額が簡単に比較できます。
フライトを選択すると各予約サイトへのリンクが出るのですが、
このリンクから航空会社公式サイトに飛ぶと、条件が入力された状態で予約を進められる場合と、もう一度入力し直さなければならない場合がありました。
ですが余計な広告などが入らずシンプルで簡単に検索が可能なので、自分で航空会社の公式サイトで航空券を手配できる方には便利なツールだと思います。
まとめ(ここから有料:投げ銭式)
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