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お客さんの感想をパクる 稀人マルシェ@阪急メンズ東京 4日目日記

10/6(土)

稀人マルシェ@阪急メンズ東京 4日目終了。

今日は午前中にパンストックさんの第二便が到着し、昨日届いたヒヨリブロートさんのパンと並ぶ日。でも今日は静かな開店。4日に仕入れたヒヨリブロートさんのパンを分けて販売すると事前に告知していなかったからね。

ファッションフロアにパン屋さん

それでもパンは着々と売れて、ヒヨリブロートさんは4日に到着した分すべて完売、パンストックさんも今日販売分完売。改めてパンの吸引力を実感する。
※6日はパンストックのパンのみ販売です。

今日は、稀人ハンタースクール生の果林さん、UNOちゃんと娘ちゃん(きゃわいい)、マイベイベー保育園時代のパパ友でいまや一緒に仕事をしてるイズモイさんと息子さん、以前に未知の細道の取材で一緒にトゥクトゥクに乗ってくれたヒラガさん、玄米メイトのハヤミさんが来訪。貴重な土曜に有楽町まで足を伸ばしてくれて、大大大感謝!ほんと知り合いの顔を見るとホッとするわ〜。

恵比寿のマルシェと違って基本的にゆったりとした時間が流れてるから、混んでるかな?とかじゃましちゃうかな?とか心配ご無用で、遊びに来てほしい!

売り子として感じる言葉のパワー

それにしても!ファッションを見に来てる人にフードを売るのは簡単じゃない。試行錯誤を続けるなかで、ヒントはお客さんにあると気付いた。

例えば、サンチャイさんの無糖ピーナッツバターを試食したお客さんが「カレーに入れたらおいしそう」と口したら、次からそれを売り文句に。別のお客さんが「焼いた鳥にかけてもおいしそう」と言ったらそれも採用。

パンに塗るだけじゃなく、調味料として具体的な使い方を提案したら、明らかに無糖の売れるペースが早くなった。どの言葉が響き、響かないのか。物書きとして、こういう試行錯誤はほんとに楽しい。

そうそう、今日の夕方にはいちりんごさんのリンゴジャム50個、サルバトーレ・クオモさんのあまおうジャムと梨ジャム各30個、養沢ヤギ牧場のシェーブルチーズ30個が完売した。

ピーナッツバターは、サンチャイさんから無糖と加糖各30個、杉山ナッツさんから無糖とハチミツ入り各30個仕入れていて、サンチャイさんは2種類合わせて40個、杉山ナッツさんは同じく41個売ってるから、悪くないペース。明日からお茶の試飲も始めることだし、ピーナッツバターとお茶、器の販売に注力するぞ。

閉店までの1時間で得た学び

…19時を過ぎるとお客さんの姿もまばらになった。でも、フードを全量買い取りしている僕に、今日はもういいか……と気を抜く余裕はない。

ここからが勝負!と気合を入れ直し、目の前を通り過ぎる50歳前後の男性に声をかける。「ピーナッツバター、お好きですか?」と聞くと、「いや、食べないですね」。ここで引かず、いかにヘルシーかおいしいかを簡潔に話し、試食してもらう。

すると!まったく興味がなさそうだったその男性、サンチャイさんの無糖が好みだったようで、3個買ってくれた。「食べない」という言葉は、好みのピーナッツバターに出会ってないという意味でもある。粘ってみるもんだ。

閉店10分前に通りかかった30歳前後の爽やかな雰囲気のカップルも、「マルシェやってます、試食いかがですか?」と声をかけたら最初は立ち止まらなかったけど、「おいしいピーナッツバター、いかがですか?」と背中に呼びかけたら、女性が振り返って戻ってきた。

「ピーナッツバター、お好きですか?」
「好きです!」

なんと!ピーナッツバター好きがこのタイミングで目の前を歩いていたとは!そこから話はトントン拍子で、サンチャイさんの無糖と杉山ナッツさんのハチミツ入りをすごく気に入ってくれて、笑顔で買ってくれた。

閉店1時間前から得た教訓は、粘れ!笑 いかにも興味なさそうでも、無視されかけても声をかければ意外な展開が訪れる…かもしれない。

明日は、サルバトーレさんのあまおうジャムが追加で20個届く。また売るぞ!

パンの入荷スケジュール

10/7 ヒヨリブロート(5種類)
※10/6はパンストックのパンのみ販売です。

会期 10/2〜10/8
平日12時〜20時、土日11時〜20時

今回の出展者

パンストック(パン/福岡)
【県外からのお客さんも絶えない福岡の有名店】

・ヒヨリブロート(パン/兵庫)
【全国の生産者とのコラボで作る絶品オリジナルパン】

・杉山ナッツ(ピーナッツバター/静岡)
【目指すは「世界一」のピーナッツバター】

・サンチャイ(ピーナッツバター/ネパール)
【食のプロが惚れ込むネパール産ピーナッツバター】

・サルヴァトーレ・クオモ(ジャム/大分)
【イタリアンのカリスマが手掛ける“規格外”の完熟フルーツジャム】

・いちりんご(ジャム/青森&東京)
【砂糖ゼロで罪悪感もゼロの芳醇リンゴジャム】

・養沢ヤギ牧場(チーズ/東京)
【元会社員のヤギ飼いが作る、東京産ナチュラルチーズ】

・仙霊茶(お茶、紅茶/兵庫)
【日本に数パーセントしかない自然栽培のお茶】

・ブレケル・オスカル(お茶、紅茶/静岡)
【味の個性が際立つ「シングルオリジン」のお茶】

・田中啓一 陶芸家
【異国情緒あふれる日常の道具たち】

・伊藤満 陶芸家
【イタリアの風を感じさせる器の数々】

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