『おいハンサム‼︎』お腹いっぱい食べよう
何気なくNetflixをながめていたら、たまたま見つけた「おいハンサム!!」見終わるころにはハマっていた。
登場人物はみんな、自分の気持ちに素直に生きている。それぞれの観念でみる「恋」に「家族」に「ゴハン」と、気がつけば伊藤家と大森さんに魅了されていた。
ゴハンを食べるときにハンサムなセリフを思い出し、仕事中に困ったことが起きたら父ならどう切り抜けるだろうかと考える。
確実に影響をうけたハンサムのおかげで、人生にすこし余裕が増えた。
season2がはじまる
伊藤家のみんなにまた会えた。
放送でみたあとに、Netflixにてディレクターズカット版をみる。さらに何度もみ返してしまう。これが沼るということなのか。とはじめての体験もできた。
リアルな日常の中にある問題や困難を取り扱っているのに、あまり深刻にならずに笑えるようになっているのは俳優たちの演技力なのだろうと思う。
まだ親元にいた頃の懐かしい感覚を思い出させてくれるこのドラマは、言葉では簡単に表せない魅力をもっている。
映画をみるまえに
ドラマでは伊藤家の日常と、しっかりデブをやっている大森さんの「食」を通してわかりやすく大切なことを教えてくれるものでした。
映画ではそんな日常をすこしだけ離れます。
ドラマをみていないとわからない小ネタや、登場人物の関係性を楽しめないのでもったいないです。
伊藤家の面々
父・源太郎【吉田鋼太郎】
3人の娘の幸せを願う、ちょっとウザいけど強い伊藤家のパパ。ときどきハンサムなことを言う。
妻・千鶴【MEGUMI】
夫の源太郎を立てつつ一家を仕切る、超越したマイペースな伊藤家のママ。
長女・由香【木南晴夏】
仕事は絶好調、恋愛は絶不調、ダイエット中でお腹もペコペコ。仕事は絶好調だが、恋は絶不調。ダメ男を寄せつけがち。
次女・里香【佐久間由衣】
浮気されて離婚したのに「好きになってはいけない」既婚男性を好きになってしまう。危険な予感のする恋心から逃れるため、京都へ向かう。
三女・美香【武田玲奈】
独立して平穏な生活を送っている……と思いきや、恋や仕事に悩み、人生に迷ってばかりいる。
漫画家としてそこそこ売れてきた婚約者・ユウジと半同棲中だが、優柔不断すぎて、たぶんダメな感じ。
映画 ※ここからネタバレあり※
妻・千鶴からショッキングな告白(最愛ではなく2番目よと言われる)をされた源太郎は、出演したテレビで不規則な発言を連発する。
もし妻からそんなことを言われたらモヤモヤします。事実だとしても知らない方がいいことがあるのは、お互いさまではあります。
由香は、知らない男からの間違い留守電メッセージを楽しみにしており、「男は見た目」という理由で別れたはずの大森(浜野謙太)を思い出してしまうほどロンリー。
里香は、原さん(藤原竜也)からの逃亡を決め、「恋愛疎開」先となる京都の和菓子屋で、幼なじみのたかお(宮世琉弥)と再会。
美香は、声をかけてきたノリのいいイサオ(野村周平)やスグル(内藤秀一郎)の猛烈なアプローチを断れずに悩む。
3人娘は映画でも恋愛に悩んで迷走しています。若いときに通ってきた、似たような問題を抱えている娘たちを、きっと親のような気持ちでみているのでしょう。
いつか幸せになって、楽しそうに笑う3人をみたいです。
やってほしいことを先回りしてお礼言う「先回りありがとうございます」由香の考案で母・千鶴が料理の手伝いを娘たちにさせるシーンがある。
お願いをするのではなく、先にお礼をする。感謝の前払いをされたら動くしかない。のか?とも思う。ときたま家庭内で使うのも面白いなとおもった。
2日目のカレーはなぜ美味しいのか話しながら黙々と食べる父と美香、食べおわって吐きもどす美香を妊娠したと勘違いする父は、ステテコに腹巻き姿にコートを羽織り、ドライバーを握りしめてとび出す。
2日目のカレー🍛は美味しいですよね。深みが違います。伊藤家では、2日目のカレーを食べた人が鍋を洗うというルールがあり、それはいいなと我が家でも採用することにしました。
父の娘に対する愛情の深さと行動力は見習いたいですが、行動に移すまえに話をすることも大切であると痛感します。
ラストのハンサムなセリフには、多くの大人がはっとさせられるはずです。
ぜひ映画館で撃ち抜かれてください。