赤い味
チャイムが鳴る Yシャツの集団が一目散に階段を下る
向かう先はお弁当屋さん
私は先に飲み物を買う いつも売り切れる赤い味
お弁当を買って教室に戻る 机の隅にあるのはアップルティー
純粋で甘酸っぱい恋をしていたあの頃の味
チャイムが鳴る Yシャツの集団が一目散に階段を下る
向かう先はお弁当屋さん
私も先にお弁当を買う 売り切れにならない赤い味
飲み物を買って社内に戻る 机の隅にあるのはストレートティー
あれからいろんなことを覚えた等身大の味
甘さが消えていく程 大人になってはみたけれど
コーヒーはまだ飲めない 強がりの午後 赤い味
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