Marcy's movie garage 邦画の悪いところを煮詰めた某映画
毎度毎度、ゆとり世代の映画感想文、ムビガレです。
いつも通り、観た映画のタイトルを記事名に書き込むようにしたかったのですが、今回でその法則を崩壊させます。
理由は単純、
映画の出来がひどかったから。
思ったまんまのことを極力ストレートに書いていくことだけはどうしても貫きたいし、かといって名指しすると訴えられるリスクもある(誰もこんな素人レビューなんて興味無いだろうけど)。なので、今回は名指ししません。
でも、読めばあの映画かなという推測はつくと思います。
どんな映画かというと、
「ホラー作品で、本当にあったという話」です。
ここで分かったとしても言わないで心に秘めておいてください。コメントで作品言っても僕は肯定も否定もしません。
ただ、この作品から学ぶべきことは沢山あります。
正直、
邦画のひどいと思うところの詰め合わせ
だからです。これを参考にひとつでも多くのいい邦画が出来ればいいのにな、と生意気ながら願ってます。
それでは挙げていきます。
その1、ホラーに恋バナ要素を無理矢理ぶち込む
この国の人間は作中に恋バナ要素がないと映画を見ない、とでも思っている製作者は思いの外多いのかもしれない。その産物がこの映画だ。当作品でもそういう描写がチラホラと。
主人公、つまづいてヒロインに床ドン。これが実話ならそれはいいのかもしれないが、正直シラケる。ホラー作品に持っている悪い意味でのドキドキがこれで半減。
別に恋愛要素があることが悪い訳では無いのだが、無理矢理ねじ込んだ印象を受けた。たとえどんな美男美女が出ていようが、暗いシーンでの床ドンには全くと言っていいほどときめかない。
その2、ホラーにクソ寒い演出をぶち込む
舞台が芸能界ということもあり、色々な芸能人がその世物語内の芸能人役として出てくるこの作品。小ネタ(らしきもの)が挟まれているのだが、全くと言っていいほど寒い演出だ。
ホラー作品は観客をゾッとさせてナンボだけれど、それを入れることでいい作品ができるとおもっている制作陣にゾッとしてしまった。
その3、作品ポスターのコピーが煩い
これに至ってはこの作品だけでなく、日本映画界の腫れ物みたいな悪しき習慣だと思う。どういう映画かをコピーでほぼ語ってしまっている。演者目当ての人はならまだしも、大まかなあらすじ言われて観ようって思うものだろうか。
僕がもし、どんな話だった?と知り合いに聞かれたらポスターの画像を見せ、こういう話だよって言ってしまうと思う。
その4、実話を脚色し過ぎ
実話を元にした話が実話通りに描かれることはそれほどない。やはり、脚色する所はしなければ物語に味が出ない。
いくらなんでも、
この作品は脚色の程度が甚だしい。
主人公、怪我したりいい感じになった女の子に殺されかけたりしたのかよ。そもそもファンの女の子とそこまで仲良くなったのかよ。霊感ある子を霊の出そうな家に呼ぶのかよ。
主人公の相棒、大怪我したり、親が酷い目にあったりしたのかよ。
最後、なんで人死んでんのに恐怖に怯えながらもその場後にしてるんだよ。それでいて、何も無いようであるみたいな演出。これはさすがに虚構だよな?
最初の期待虚しく、オチの詰めが甘いように感じた。
怖さよりもツッコミどころが勝ってしまっている。
とんだ「事故作品」となってしまいました、、、
サポートありがとうございます。未熟者ですが、日々精進して色々な経験を積んでそれを記事に還元してまいります。