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サティの亡霊を探しに。
■マイカルとイオン
その昔「MYCAL(マイカル)」という企業があった。生活百貨店SATY(サティ)やVIVRE(ビブレ)を運営していた会社。もっと前はハトがクローバーをくわえたマークの「ニチイ」でおなじみの企業だ。
色々あってマイカルは経営破綻し、AEON(イオン)の子会社となった。イオンとして現在残っているのは、この「マイカル」を源流とする店舗、それから「JUSCO(ジャスコ)」というイオンが元々手掛けていたGMSを源流と店舗、そして最近加わった「ダイエー」を源流とする店舗の3つに分かれると思っている。
2011年には、それまでSATYだのJUSCOだのバラバラだった店舗の名称を「イオン〇〇ショッピングセンター」に統一、思い出のSATYやJUSCOはもうない、のである。地元ではいまだに「ジャスコ行こう」とか「あそこのサティ」などと会話の中には出てくる存在だが、ジャスコやサティの看板を掲げた店舗はなくなってしまった(ブランド力の違いか、ダイエーはいまだにある)
私の地元においてもサティ2店舗がイオンへと姿と変えてしまった。その内のひとつはさらにイオンタウンへと建て替えを行い、元々のサティの建物自体がなくなってしまっている。小中高とお世話になった「遊び場」が今はもうない。悲しい。
■亡霊探しに出かけよう
店舗自体が取り壊されたり、建て替えになってしまった場合には無理があるのだけど、当時のまま建物の看板だけを付け替えて「イオン」へと変貌を遂げている店舗の場合、ジャスコやサティ時代からの「痕跡」が残っている場合がある。
これを私は「ジャスコ(またはサティ)の亡霊」と呼んでいる。イオンの店舗に行くときにはWikipediaでその店舗の変遷を調べ、元の系統がどの企業なのか、建物はそのままなのかなどを確認し、この「亡霊探し」を楽しんでいる。
■突然現れる亡霊
先日、仕事で長野県に出かけたときのこと。イオンの塔屋が見え、だんだんと近づくとこれ(↓)だ。
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まったく油断も隙もない。店舗に寄る時間はなかったため、バスでの移動中、兆速で写真に収めた。心なしか「JUSCO」の文字が泣いているようにも見えてくる。うんうん、まだまだジャスコとして活躍したかったよね、分かるよ。そんなことを問いかけながら過ぎ去ったのである。
■みなさんもぜひ
心の中の思い出のジャスコやサティ、はたまたニチイの亡霊探し、始めてみませんか?
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