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一人で過ごした大晦日
大晦日の夜、
私は1人自宅近くの
ビジネスホテルで過ごすことになった。
去年の私、これを知ったらびっくりするだろうな。
私もまだ受け入れられていない。
年明けに私(39歳)は
大腸がんの摘出手術を控えている。
感染予防に勤しんできたはずだったのだが、、
ここにきて息子(6歳)が発熱。
少し前から子供達が咳をしていて、
悪化はしていないので勝手に年始には
終息していくかと思い込んでいた。
ここでもし息子が
インフルエンザかコロナで私もうつったら・・
手術日延期!?
入院中に2人の子供の面倒を見てもらう
段取りなど全てやり直し!?
今何もせず一緒に過ごして
一か八かうつらないことを
信じて待つなんてナンセンス!
ということになり、
今日はとりあえず私だけホテルで隔離。
6歳男児に隔離という概念は全く通用しないし、
うちはマンションなのではっきりいって隔離なんて無理。
この6歳男児、日頃は幼稚園に迎えに行っても、
まだ友達と遊びたかったという理由なだけで
容赦なくママをキックしてくるような男なのに、
自分にとって都合が良い時だけママが大好きで甘えん坊。
今日は発熱して弱っているため
ママという安心材料を1年で1番必要としているし、
それに私も応えてあげたいとも思っている。
さっき去り際に玄関ドアの向こうから
「ママに会いたくなっちゃう〜(泣き叫び)」の声が
今でも頭の中でリフレインされて涙が溢れてくる。
今日泊まるホテル、
綺麗だし1人でゆっくり寝られるなんて最高!
って何もなかったらそう思えるかもしれない。
年明けの入院で子供たちと離れないといけないことを
悲しく思っていたのに、この隔離期間の追加で
更に長くなることになりそうな予感。
ホテルのお風呂はガラス張りで
温度もシャワーの圧も丁度良く、
一瞬なんだか良いわ〜と思えたのが救い。
まだこのがん闘病の世界の新参者だけど、
がん闘病って容赦なく今までの生活を奪っていく。
小さい子供を育てている間なんて毎日が既にカオスなのに、
そこで自分の体調・精神面を最優先で整えるなんて無理に近い。
どうにかそんな中でも
前向きにやっていきたいので、
自分の気持ちを落ち着けるために
書き綴りたいと思い、noteを始めました。