名曲への追憶(2)槇原敬之 『どうしようもない僕に天使が降りてきた』
(出典:https://wmg.jp/makihara/discography/)
9月も終わり、いよいよ秋の景色が濃くなってくると、毎年僕はある種の焦燥感を覚える。
「今年もあと少しか・・・」。
だが決して僕は、それを悪いものだとは思わない。
「タイムリミット」だ。何事にもこれがあるからこそ、人は頑張れる。
※1996(平成8)年9月25日、ワーナーミュージック・ジャパンより発売
(出典:Warner Music Japan公式チャンネル)
大都会の雑踏の中で、ただひたすら感じる孤独感。
誰からも注目されない、誰とも関わりあいがない。
まるでたった一人でこの世界を生きているかのような錯覚。
昔読んだ本の中で、「神様ってちょっぴり意地悪だ」と書いているものを読んだ記憶がある。
たしか「本当にピンチになってからでないと、手を差し込んでくれないから」とか、なんとか。
そんな僕にも、きっと誰にでも、ときどき「天使」は降りてくる。
まるで神様からのギフトだ。自分だけに送ってくれた、かけがえのない宝物だ。
だからって、決して油断はならない。
それこそ本当に、「愛を勘違いしないでください」って言われてしまうから。
失ってしまってからでは遅い。飛び立った天使の羽をひたすら求めて、さまよってしまうから。
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