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元造幣局で繰り広げられるイマーシブシアター「The Lost Inn」

2024年2月、その昔はサンフランシスコ造幣局だった建物でのイマーシブシアター「The Lost Inn - Immersive Dark Faerie Noir」に行ってきました。体験型エンタメへの情熱を再燃させるきっかけをくれたイマーシブ体験だったので、写真でまとめときます。

昔の造幣局、なんの目印もない
まずはいろんな鍵の付いた赤い毛糸のペンダントを選ぶ
お飲み物などを手に開場を待つ

開場してすぐのところでは、一室を自由に歩き回ってサーカス団員たちと交流しながら占いだの的当てだの縁日みたいなゲームをして過ごす。

サーカス団の演奏や
的当てゲームみたいのとか
葉巻をくわえたのは団長さんだっけな
お客さんを待つイスたち

そうこうしているうちに演技がはじまり、部屋から部屋へ促されていきます。一見単純そうなストーリーにも背景には深い訳があったりするようです。

インタラクティブ要素は少なく、動線もグループごとにある程度整理されていて座る位置も決まってる部分が多かったので、イメージしてたほど「イマーシブ」って感じではなかった。

さあお立ちあい
不思議空間に突入

うーん個人的にはそこまでハマらなかったかな、と思っていたところ!!ここから好みの展開に。もう残り時間あと30分とかいうタイミングで、地下へのアクセスが許されます。

ストーリーが一通り落ち着いたかに見えた時点で地下へ
実はここからが一番よかった
気になる小物いっぱい
これ造幣局の名残だよね?

これだよこれ。せっかく元造幣局なんだから、こういうのを待ってました。建物自体や備品の特性を活かした演出好き。いちおう最初に選んだ鍵に書いてある番号順にまわるようにとの注意書きが。

謎の機械的なものとか、金庫っぽい名残をひしひしと感じながら小さめに区切られた部屋を自由に行き来します。そこへさらに演者さんが絡んできた。世界観を表したセットや無造作に置かれた小物もまじまじ見たくなるところに、ふわりふわりとサーカス団や謎の人物たちが現れます。

なんか怪しいのいる!
踊るウサギさん
探偵の事務所にはタイプライターや散乱した書類が
囁きの間。近づくと並んだガラス瓶からヒソヒソ声が聞こえてくる
この後混みまくった中で演者さんが机に乗って「今すぐあちらへ!」って叫んでた

あーなんかいいじゃないの、こういうの求めてたんですよ!最後の部分で私の中の何かに火がついたようです。イマーシブシアターへの愛を思い出させてくれてありがとう。その意味でターニングポイントになった体験でした。

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