5. 「MIX3™️/スリークロス」には、ショウ構成力を身につけ/高めるステップがある
Moromi Works
1|"最初の方"におすすめのコンテンツ
2021年に立ち上がった「MIX3™️/スリークロス」は、「ショウづくりの基本」を身に付けるのに最適なコンテンツである。
ショウづくりの"最初の方"にお勧めは「Div.2」だ。
おすすめの理由は3つある。
⑴フロアサイズが小さい|Div.2:10m×7.5m
⑵人数が少ない|Div.2:4名-
⑶パフォーマンス時間が短い|3分-5分
⑴フロアサイズが小さい|Div.2:10m×7.5m
フロアサイズが小ささは、ショウの創りやすさになる。
そんなに工夫を凝らさなくてもフロアを埋めることができるため、同時に1〜2のことを展開するくらいで、見栄えのよいものができる。
水彩画の色塗りに例えてみる。
大きな画用紙よりも、小さな画用紙の方がより少ない労力で色を塗り終えられる。
Div.1(25m×15m)のフロアを、見栄えあるショウ構成にしようとすると大変だ。空白の作り方や広げ方、グルーピングのバリエーションなど、広さの分だけ何倍もの選択肢が生まれるのである。
まずは、Div.2(10m×7.5m)のコンパクトなフロアを自由に使える感覚をみにつけるとよい。
⑵人数が少ない|Div.2:4名-
人数が少ないということは、考える量が少なく済む。
水彩画に例える。
人数が少ないということは、使える筆の本数(種類)が少ないということになる。必然的に選択肢が限定されていく。
選択肢が限定されるということは、それだけ考える量が少なく済むため、ショウづくりの負荷が軽減される。
使える筆が多いと、選択肢は激増する。できることが増える一方で「表現したいこと」をクリアに整理していかないと、何を描きたいかが不明瞭になってしまう。
また一方で、ショウをたくさん創ってきたベテランには、この選択肢の少なさとう「制限」が逆に「ショウづくりの面白さ」になる。
"弘法筆を択ばず(こうぼうふでをえらばず)"である。
⑶パフォーマンス時間が短い|3分-5分
パフォーマン時間が長いと、プロット(展開)が増える。
短いと少いプロット済む。
多くのショウでは、1展開が30秒〜40秒くらいだろう。
4分のショウであれば、6プロット(6つの展開/それぞれ40秒)で考えればよい。
「サンドイッチ型」のショウ展開だと、最初と最後のプロットは、それぞれ「オープニング」と「エンディング」となる。
間の4プロットを考えればよい。非常にシンプルな展開となる。
[展開例]
①オープニング
②ヒット/インパクト1
③展開1
④展開2
⑤ヒット/インパクト2
⑥エンディング
2|「ショウづくりの基本」を体得
「MIX3™️/スリークロス」のDiv.2は、⑴フロアサイズ、⑵人数、⑶パフォーマンス時間、の全てがコンパクトなマーチングコンテンツだ。
4名集めればかなり充実したボリューム感のショウを創ることができる。
この「コンパクトさ」を生かして、たくさんのショウづくりを体験していくとよい。そして、「ショウづくりの基本」を体得していくとよい。
そのうちにDiv.1(25m×15m)サイズも、手に乗る感覚で創れるようになるだろう。
Div.1のショウを充分なボリューム感で構成できるようになれば、30m×30mマーチングバンドショウにも挑戦するとよい。
「MIX3™️/スリークロス」は、"ショウ構成力を身につけ/高めるステップがあるマーチングコンテンツ" である。
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[Moromi Works™️]
Show Design and Coordinate / Music Arrangement / Drill DesignRehearsal Design / Marching Consultant
沖縄県出身 / 東京在住
好きな食べもの:沖縄そば / タコライス
Blue Devilsに所属
大会審査員や多数団体にショウ制作や指導などの活動を行なっている。Mail:moromi.works@gmail.com