40. マーチングを仕事に活かす(その2)|竹内 基
竹内 基
motoi です。
私がマーチングをやってきたことで、
- 社会人となって役立っていること
- 私の支えになっていること
を発信してみます。
同じように働いている方やこれから働く方も、
自身の経験と合わせながら考えの整理のお役に立てば幸いです。
(1)メンバーとしての学び
(2)リーダーとしての学び
(3)クリエイターとしての学び
大きく3つに分けてお伝えしようと思います。
今回は(2)を記します。
(2)リーダーとしての学び
-多様なコミニケーションの経験
マーチングは大人数でかつ多面的な活動のため、
- いろいろな人と
- さまざまな会話する
機会があります。
- パート
- セクション
- 係
など、リーダー職も比較的多くなる傾向があり、
"経験する機会に恵まれやすい" ように感じます。
このような環境下で、
たくさんの人とのコミュニケーションを取りながら、
"上手く活動してもらうためにはどうするべきか" を、
考える機会をたくさん得ることが出来ました。
仕事も本質的には、
① 誰かに物事をお願いする / 伝える
② 誰かからお願いされて行う
この2種類で成り立っています。
対人との関係性がうまくいくかどうかが、
大きく生産性を左右します。
それを踏まえて、
下記のようなスキルをマーチングでも仕事でも意識しています。
⑴ 発信を常に相手の立場で考える
- 今、相手はどういう立場で、何を考えていて、何を求めているか
-「発信=伝えること」ではなく、「相手に何がどう伝わるか」
を考えるということです。
発信は意識しないと自分本位になりがちなものです。
常に双方向性を意識することは、
日頃からだけでなく、
ショーづくりにおいても強く意識しています。
大人数に話す時には、
「特定の人や役割の人の存在」を意識することで、
より強いメッセージ性をもたせることができます。
⑵ 相手の次の具体的行動を予測する
コミュニケーションを通して、
- 何をして欲しいか
- どうなって欲しいか
- 何が起こるか
- それがどういう行動/言動に繋がるか
を考えるようにすると良いです。
頭の中に情景が
「モノクロではなく、カラー(※)で思い浮かぶ」
ようになるくらい、具体的に相手の次の行動がイメージできると良いです。
そして、
① いい結果だけでなく
② 悪い結果なども含めて
③ 数パターンをイメージしておき
相手の行動に合わせて、
次の行動を予測することを通して、
良好なコミュニケーションをとれるよにしていきます。
マーチングの現場では自然に行なっているコミュニケーション方法でしたが、仕事の現場でも(自分の癖を感じつつも)最近やっと、
「思ったように言語化が出来るようになってきた」
と、感じられるようになってきました。
「カラー(※)」
こうしよう、こうなるかな? の状態は、
カラーでなく白黒です。
- どういう場面で、
- 誰がどんな顔をして
聞いていてどう反応するかまで想像が行き届いてくると、
頭の中がどんどん具体的に、
カラーで思い浮かぶ状態になってきます。
- 練習前日に練習予定を組むとき
- 練習を進めながらアドバイスをするとき
などは、常にこれを考えるようにしてます。
40. メンバーとしての学び(その2)|竹内 基
[ 竹内 基|Motoi Takeuchi ]
Location:Tokyo
Player:Brass
- 関東学院中・高等学校出身
- YOKOHAMA ROBINS(2001- )
- これまでに他の海外・国内団体への所属/指導経験を積む
- 現在、制作指導スタッフとして活動
[執筆希望のみなさま]
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⑵ 後日、事務局よりご連絡致します。