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111. 2024横浜ファイナル奮闘記3|世界で体験した"憧れ"を子ども達にも祖国日本で

1|"憧れ"はいつまでも灯る

中学生で吹奏楽部に入部した。
顧問の先生がマーチング経験者で、当時としてはとても珍しかった「DCIファイナルのビデオテープ」を音楽室でよく観せてくれた。

画面中に観た世界
- 照明に照らされたカッコよさ
- 大歓声
- 広大なスタジアムでのパフォーマンス
- 圧倒的なパフォーマンス
当時中学生だった私たちの心を鷲掴みにした。

「この世界に行ってみたい」という"憧れ"を自然に抱いていた。
当時はインターネットもなかった。
英語なんて全く分からなかったし、外国がどんなところかなんて考えたこともなかった。
"ビデオの中に観た世界"に強烈に魅せられた。
小さな胸には収まり切らないほどの大きな「憧れ」の火が灯っていた。

1992 DCI final


2|憧れに導かれたアメリカでの4年間

高校を卒業した年、4月にアメリカに渡米した。
その後、4年間アメリカDCIでマーチを経験した。
中学生時に抱いた"憧れ"に導かれた、夢の世界だった。
運とタイミングにも恵まれ、チーム優勝2回、ソロ優勝2回、合計で4つのメダルを獲得した。
その後、マーチングに関わるようになり、自然とアメリカで体験した世界観や楽しさを広げたいと思うようになっていた。


3|アメリカで体験したマーチングの楽しさを祖国日本でも

マーチング祭®︎を始めたのも
(1) みんなでマーチングを楽しむ空気感
(2) 大歓声に包まれる高揚感
(3) フロアで交流する楽しさ
(4) 照明の中でパフォーマンスする特別感
(5) ウイナーズショウの楽しさ

といった、
アメリカで体験した楽しさを祖国日本で
- 体験してもらえる場所をつくりたい 
- たくさんの人と体験したい
 という想いからだった。


4|子ども達にも体験させたい

2024年に「マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS」のシーズンを締めくくる場所 "横浜ファイナル" を初めて開催する。
日本マーチングの歴史と物語が詰まった特別な会場、"横浜BUNTAI"で。

開催に向けてたくさんの難しさに直面している。
- 市街地での開催
- 綱渡りの資金繰り
- 初めての開催からくるイメージ共有の難しさ
- 協力者集め

どれも難易度の高いものばかりだ。
今もずっと頭と身体を動かし、チームみんなで解決に向けて必死に取り組んでいる。

たまに自問自答をする。
"何のために横浜ファイナルを開催するの?"

これが私の応えだ。
「世界で体験した"憧れ"を、祖国日本で子ども達にも体験させたい」
#祖国日本で

アメリカで体験したマーチングの世界は、エンタメに溢れていた。
選手もファンも一緒になって、マーチングエンタメの世界を楽しんでいた。最高の体験だった。いつ思い出しても胸が高鳴る。熱くなる。

中学生の頃に抱いた"憧れ"は間違っていなかった
と、心底想えた場所だった。

だからこそ私は
 - 祖国日本で
 - 特別な場所:横浜関内で
かつて自分自身が抱いた"憧れ"を抱けるような場所をつくりたい。
「世界で体験した"憧れ"を、祖国日本で子ども達にも体験させたい」
心から願っている。
また、この場所をつくることが私たちの役目なのだ。
#使命感


5|原点を見つめ直す

マーチング祭®︎の横浜ファイナル開催への挑戦に
- 期待を寄せてくださる
- 一緒にワクワクしてくださる
- 一緒に汗をかいてくださる
- 子ども達の夢をつくりたいと共感してくださる

たくさんの方々の気持ちと協力が集まっている。
みんなが熱い想いをもって、一緒にこの挑戦を楽しんでくださっている。
命懸けで報いたいといつも想っている。
#全力で報いる
#みんなでこの物語を楽しみたい


先日、ある方がこう言われた。
深く深く心に残っている言葉。

『世界で体験した"憧れ"を日本での子ども達にも体験させたい』と、そのまま伝えればいいのよ。
私たちみたいに動いてくれる人がいるから。
「そうか、分かった!」
って言ってくれる人がいるから。

"まだ憧れを追いかけてもいいんだ"
ということに改めて気づかせてくださった。
こんなことをサラッと言える大人になりたい。

これからは堂々と叫ぼうと思う。
「世界で体験した"憧れ"を祖国日本で子ども達にも体験させたい!」
そして、みんなでワクワクする世界を創りたい。


6|横浜ファイナルはゴールじゃない

マーチング祭®︎にとって横浜ファイナルはゴールではない。
- 47チームのマーチングバンドを立ち上げる
- リーグとして日本各地を遠征できる環境づくり
- 安定したバンド運営を目指した地域移行サポート
- 幼保鼓笛隊フェスの開催
- マーチングフェスの開催
- マーチングをハブとした地域の組織づくり

など、取り組みたいことはまだまだ山ほどある。
そして「マーチングをお稽古事」にしたい。

マーチングは生涯を通して楽しめる生涯スポーツだ。文化的なスポーツでもある。世代を超えて楽しめる。
現役を退いたら、サポートや運営にも携われる。
マーチングを中心に、地域コミュニティーを構築することもできるだろう。
こんなに楽しくて、多くの人が一緒に楽しめて、みんなの拠り所も創れる活動はなかなかない。

私が中学生の頃に抱いた胸に収まりきれない"憧れ"は時間と経験を経て、今はたくさんの方々と一緒に"憧れ"をつくる活動となっている。

子どもの頃に抱く"憧れ"は人生を支え、豊かにする力をもっている。
「世界で体験した"憧れ"を祖国日本で子ども達にも体験させたい」

今度は私たちが
"憧れ"の種を撒く番だ。
さぁ、一緒にワクワクしよう!


111. 2024横浜ファイナル奮闘記3|世界で体験した"憧れ"を子ども達にも祖国日本で


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