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127. 2024横浜ファイナル奮闘記15|じつは最高難易度への挑戦だった|スコア集計オペレーション

1|スコア集計システム

2024横浜ファイナルは、様々な面でこれまでのやり方を見直し、進化させていく必要に迫られた大会だった。

スケジュールを見てほしい。
 - 予選が終わったタイミング
 - 予選の途中のタイミング
で結果発表/スコア発表が挟まれていることにお気づきだろうか?
この裏では、実は日本マーチング史上最高難易度のスコア集計オペレーションが行われていた。

2024横浜ファイナル|1日目スケジュール
2024横浜ファイナル|2日目スケジュール


2|超複雑なオペレーションが求められていた

(1)各ジャッジシートの回収
(2)スコア入力
(3)各スコアの点数確認
(4)スコア結果のビジョン配信準備
(5)リッキャップ結果確認と配信許可
(6)スコア発表

これらを大会進行と同時に行うことが求められていた。
それも審査員14名という日本マーチング史上最高人数の審査員を迎え、さらにジャッジルーム/配信テーブル/本部というそれぞれが離れた場所で同時に連動して動かすことを求められる環境下でのオペレーションだった。
それも一発本番という制限下でだ。

まさに、日本マーチング大会史上最高難易度と言っても過言ではないオペレーションが求められていた大会だった。

2024横浜ファイナル2日目ジャッジパネル

3|東海オープンからのトライアル

9月に開催した湘南藤沢オープン@秋葉台文化体育館ではミスが起きた。
この経験から大幅な改善が求められていた。
 - スコア入力
 - 集計/確認
 - リキャップ共有
など、複数名で行えるように備えていた。
それでも実際の大会で体感する緊張感やスピード感は、平常時とは全く異なる。さらに、複数名で行うイメージを共有したり、現場を知っていたりする者が複数名揃っていなければ、実装することはできない。

この複雑なオペレーションを見越して、11月開催の東海オープン@豊橋市総合体育館から備えていた。

4|史上最高難易度への挑戦だった

事前にクラウドを活用した集計システムをつくり(それでも本番3日前程度)、さらに担当者で実際に入力したり、中身を確認したりしながら当日に備えた。

複数名でシステムを共有し、フローを確認することで、当日の修正事案にもすぐに対応し、ほぼスケジュール通りに進行することができた。
このオペレーションのベースを構築した中川氏、細かな修正と点検を行った竹内氏、また当日、柔軟にフローを理解し対応してくださった相沢氏、いつも献身的な姿勢でサポートしていた斎藤氏、井上氏の功績は極めて大きい。このシステムが基盤となり、日本マーチングのスコア集計システムはもっともっと運用しやすいものになるだろう。

忘れてはいけない存在がある。
いつもライブ配信に同期させてくれている、MASAKI WORKS
今回は、背面ビジョンにも配信しながらスコア情報を共有し、タイムリーに反映させるという神技を披露した。

2024横浜ファイナルの裏では、実はこうした日本マーチング史上最高難易度オペレーションへの挑戦が行われていた。
タイムリーなスコア発表の裏にはこうした取り組みがあったことにも想像を広げ、さまざま面で大きな挑戦だったことを皆さんと共有したい。

私たちの挑戦の一端を、ここに記録として残す。
次世代に引き継いでいくために。

これは僕たちの物語
わたしたちのものがたり
あなたと 共に

127. 2024横浜ファイナル奮闘記15|じつは最高難易度への挑戦だった|スコア集計オペレーション


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