125. 2024横浜ファイナル奮闘記13|このチームを誇りに想う|自律分散型チーム
1|高校生から50代まで
2024横浜ファイナルは、ボランティアスタッフで、北は青森、南は奈良と、さまざまな地域から集まってくださった総勢約60名のスタッフ大勢で運営した。この人数にはメディアチームも含まれており、2024横浜ファイナル規模のマーチング大会イベントとしては、かなりコンパクトな人数のチームだ。
特筆すべきは年齢層で、1/3程度が10〜20代で構成されていた。
- IPU 環太平洋大学マーチングバンド部
- 奈良学園大学マーチングバンド部
- 愛町吹奏楽団
- THE FOCUS
- 綾北 Mercury Winds など
さまざまなチームから集まっていた。
未来を担う人材が、こうした機会を通して集い、知恵と力を合わせながら一つのカタチを創り上げていく経験はきっと様々なところで生かされていくだろう。また、ここで築き上げられたネットワークはきっと財産として残っていくだろう。
マーチング祭®︎を通じて、こうしたチカラある若者達を育成していけることに大きな喜びと意義を感じている。
2|最初に伝えたこと
2024年12月27日 / 9時15分
横浜BUNTAIフロア中央に、全スタッフで集まった。
そこで簡単な自己紹介や役割分担などをおこなった。
その後、2024横浜ファイナルのテーマやコンセプトなどをお伝えしたり、確認したりした。イベントの方向性を伝えることで、全スタッフの在り方を規定するためだ。
大切なこととして次の4つをお願いした。
(1)
確認してほしい時
次の3つの時は、判断する際に必ず私たち運営に確認をしてください。
① 選手の安心/安全に関わる事態と感じた時
② スケジュールに変更が生じると感じた時
③ 組織全体の信頼に関係する事案と感じた時
(2)
選手ファースト
ルールや決まっていることはあります。しかし、選手やチームスタッフに喜んでもらえるフロアをつくる事を優先したい。状況に応じては決まっていることを多少変更してでも、選手を優先しても良いです。
(3)
現場ファースト
初開催のイベントです。きっと色々なことや状態が出てくることが予想されます。各現場で動かれている皆さんが最も状況をよく理解しているスタッフとなります。ですから、先に伝えた事(確認してほしい時)以外については基本的に現場で判断して動いてください。みんなで力を合わせていきましょう!
(4)
私たちがワクワクした雰囲気をつくる
ご来場いただいた皆様に「ワクワクした体験」をつくりたいです。
私たちスタッフの雰囲気は会場の雰囲気をつくります。
私たちが楽しければ、楽しめる雰囲気があれば、選手やお客様にも楽しい雰囲気として伝わります。
いろんなことあると思いますが、ぜひ、みんなで力を合わせて、ワクワクした会場をつくっていきましょう!
3|ぼくたちは自律分散型の運営組織
マーチング祭®︎は、ボランティアで集まっているチームだ。
みんなマーチングが好きで、ワクワクしたことをしたくて集まっている。
何よりも経験者がズラッと揃っていることが強みだ。
もっと事前に打ち合わせを密に行い、万全な状態で本番当日を迎えることが理想だ。しかし、物理的にも時間的にも、それは困難である。だからこそ、判断基準を示すことで各セクションが自律的に動けるようにする必要がある。状況に合わせて柔軟に対応できる組織をデザインすればよい。
実際に、当日もさまざまな点で各セクションが考え、工夫した運営をしてくださった。うまくいって喜ぶ姿も、うまくいかずに慌てている姿も見られて、それら全てが楽しそうだった。見ていて胸が熱くなった。
「こんなに少ないスタッフでよく回るね」
「みんながそれぞれ考えて動いているのが印象的」
という言葉をよくいただく。
ぼくはこのチームを誇りに想うし、このチームでないと成し遂げられなかっただろうと考えている。宝物のようなチームだ。
これも2024横浜ファイナルの大きな功績の一つだと考えてる。
これは僕たちの物語
わたしたちのものがたり
あなたと 共に
125. 2024横浜ファイナル奮闘記13|このチームを誇りに想う|自律分散型チーム
[執筆希望のみなさま]
⑴「MEP™️」にご登録ください。
⑵ 後日、事務局よりテキストやプロフィールなどのご提出方法など、ご連絡致します。
⑶ ご提出後、2-3日中にアップいたします。
https://www.marching-matsuri.com/
https://www.youtube.com/channel/UC4k9RWxkryjqTtQwkEo07Bg