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13. ショウ創り|何から始める?
Moromi Works™️
1|きっかけはいろいろある
DCIやWGI、全国大会の映像を観て「どのようにショウを創っているのだろう?」と想ったことがある方は多いことでしょう。
「ショウをつくる」と言っても、さまざまな創り方があります。
私の場合は概ね、
①音楽先行で創り始める
②ビジュアルイメージ先行で創り始める
ことが多いです。
2|音楽先行でつくる
私の場合は「音楽先行」でショウを創ることが多いです。
・印象に残るメロディーライン
・特徴的なコード進行
・組み合せの面白さ
など、理由はさまざまですが、とにかく耳から入ってきたインスピレーションがショウ創りのきっかけになることは多いです。
きっかけが足場になります。次に、いくつか曲をリストアップしながら、ショウ全体の音楽の流れを整えていきます。
・ずっと同じテイストになっていないか?(飽きがくる)
・テンポに変化はあるか?
・調性感はどうか?(光があれば影があるようにバランスを取りたい)
■マーチングバンドであれば
「バッテリーやドラムが活躍できるか」
■カラーガードショーであれば、
「シーンが描ける尺のアレンジができるか」
■ドラムショーであれば、
「メロディックなパートを、音盤楽器で表現できるか」
など、編成や展開がハマるかも気をつけていきます。
3|ヴィジュアル先行でつくる
「こんなシーン(場面)をつくりたい」
強烈なビジュアルイメージが最初に浮かび、そこからショウ創りを始めることもあります。
2014 Lifeguard2|「The Box!!-L.G.Pride-」
ボクシングがテーマのショウでした。
ボクシングに打ち込む少年が試合に負けます。
再起を図り、もう一度試合に臨むというショウ。
一番最初に「スローモーションのシーン(カウンターをもらう)|7分10秒」が最初にバチッと頭に浮かびました。
あとは、この強烈なビジュアルシーンに向かって、最初から逆算してもう1つ、2つシーンを考え、ショウを組み立ていきました。
4|自分の傾向を意識する
それぞれの人に個性があるように、ショウ創りにもそれぞれの個性や感覚が大きく作用します。
私の場合は「音が先に頭に鳴る」ことが多いです。
ショウ創りを始めた20才の頃は「ヴィジュアルシーンを先に考える」ようにしていました。どちらかというと、現在の私は逆の傾向です。
感覚は変化していくものです。
20歳の頃からショウ造りを始めて20年以上経ちますが、今でもショウ創りは面白いです。
どんどん観えてくる / 開いてくる感覚 すらあります。
5|まず三年間、ショウ創りを頑張る
最初は遠くの雲を掴むような感覚ですが、まず三年間、超頑張ってショウを創ってください。大丈夫です。もれなく空っぽになります(笑)
頭にストックしているアイデアは、大体に出し尽くします。
そこからなのです。
少し違った景色が観えてくるようになるのは。
好奇心を持ち続けられることは 才能の一部
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[Moromi Works™️]
Show Design and Coordinate / Music Arrangement / Drill DesignRehearsal Design / Marching Consultant
沖縄県出身 / 東京在住
好きな食べもの:沖縄そば / タコライス
Blue Devilsに所属
大会審査員や多数団体にショウ制作や指導などの活動を行なっている。Mail:moromi.works@gmail.com