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51. リーグ制がつくるたくさんの "楽しさ"|マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS

マーチング祭®︎

1|全国大会の楽しさ

毎年12月中旬「マーチングバンド全国大会」(主催|一般社団法人 日本マーチングバンド協会)が、さいたまスーパーアリーナで開催される。
日本中のマーチングバンドが目標とする大会。

この大会に出場する楽しさは、粗くいって次の2つある。
⑴ 大舞台でパフォーマンスし、勝負できる
⑵ 全国大会でしか観られない団体が観戦できる


⑴  大舞台でパフォーマンスし、勝負できる
「大舞台」はさまざまな捉えがあるだろう。
  - 全国大会
  - さいたまスーパーアリーナ
いずれにしても、この規模感でしか味わえない楽しさがあることは間違いない。

⑵ 全国大会でしか観られない団体が観戦できる
全国大会には各地方の予選を勝ち抜いてきた団体が集まる。
画面で観て憧れた団体のパフォーマンスを、実際に観ることができる。
"百聞は一見にしかず" 
ライブで観るパフォーマンスには画面越しで観るものを遥かに超えた、
 - 圧倒的な存在感
 - 音圧
 - 迫力
 - エネルギー
がある。
ただただ圧倒される。
全国大会でしか観られない団体を観戦する楽しさは、他には代え難い楽しさと魅力に満ちている。

2020 TOKAI EXHIBITION "GENESIS"


2|リーグ戦がつくる "新たな楽しさ"

⑴トーナメント制のマーチングバンド全国大会
日本マーチングバンド協会主催の「マーチングバンド全国大会」は、地方予選を勝ち抜いてきたバンドが出場する「トーナメント制」である。
地方大会で上位入賞し、勝ち抜かなければ、次の大会には出場できない。
その結果、全国大会には各地方大会を勝ち抜いてきた選抜とも言える実力のあるチームが出揃い、非常にレベルの大会が開催できる。

"選抜を通過することでよりハイレベルの大会が開催できる"というメリットがある一方で"大会を上位で通過できなければ、数ヶ月の月日をかけて創り、エネルギーを注いだ宝物であるショウを披露する機会が一回でも終わってしまう"というデメリットも生じてきた。

⑵リーグ制のマーチング祭の大会
 - 出場機会を増やしたい
 - より多様な楽しさをつくりたい
ということを考え、「マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS」をオープンエントリーのリーグ制の大会システムで開催していくことにした。
たくさん考えた末に辿り着いたアイデアだ。

リーグ制の大会ではこんな楽しさが提供できる。

  1. シーズンを通してスコアを伸ばす楽しさ(複数の大会に参加できる)

  2. 何度でも挑戦できる楽しさ(加盟団体や地域を問わず、どこからでも参加できる)

  3. 頂点を目指す楽しさ(シーズンの最後は「FINAL」の大会を開催する)

  4. "らしさ"を追求する楽しさ(何度も挑戦できるため、目指すショウを追求できる)

  5. 競い合う楽しさ(参加団体が増えれば FINAL前に予選も設けたい)

これらは観客にとっても、同様な楽しさを提供することにもなる。
リーグ制のマーチング大会によって、チームにより多様な楽しみ方、参加の仕方が可能になる。また、観客にとってもシーズンを通した楽しみ方ができる。

2021 TOKAI OPEN "吉祥院ザウルス"


3|なぜ "CHAMPIONSHIPS" か?

マーチング祭の大会は全てオープンイベントを貫いている。
 - 全ての方に
 - 全てのバンドに
本番を楽しむ機会を提供したいだめだ。

また本稿1で示した、
⑴ 大舞台でパフォーマンスし、勝負できる
⑵ 全国大会でしか観られない団体が観戦できる
の楽しさを実現するためでもある。

全会場、そこで集まった団体で競い合う。
会場でスコアを発表される瞬間の緊張感は、堪らない。
Div.1 / Div.2 のCHAMPIONチームには、Winners showも披露してもらう。
出場したメンバー、会場のお客さんと一緒に観戦するWinners showは、それは楽しいひと時だ。

こうした機会を、日本各地でいくつか開催していきたい。現在みえているのは次の3つだ。
 - 湘南藤沢オープン @ 藤沢|9月
 - 東海オープン @ 浜松|10〜11月
 - 西日本チャンピオンシップ @ 関西|11月末頃(2022年は開催せず)
将来的には、ここにもういくつか加えていくことも考えている。


4|ここで観れる嬉しさ

2020年浜松アリーナで「2020 東海発表会」を開催した。
アンケートで次の言葉をいただいた。

"全国大会に行かないと観戦できないチームを、 目の前で観戦できて、とても感動しました"

ハッとした。
観戦する側からみた時に、全国レベルの団体が全国大会以外でも観れることがどれほど嬉しいものであったかに気付かされた言葉だった。
こんな体験をいろいろな場所でつくりたいと強く想った。

全国レベルのチームが集まれば 話題性もできる。
ファンをつくり / 育てることもできる。
その場所が「マーチングのお祭会場」になる。
マーチングのエンタメ化に一歩近づく。


5|リーグ制は遠征する楽しさもつくれる

アメリカでのマーチをした時の楽しさは、ツアー/遠征の日々だった。
遠征は楽しい。
非日常感と緊張感が交錯する。
本番の達成感と充足感に満たされたは、筆舌し難い楽しさに溢れた日々だった。この体験を日本でも創りたかった。

"マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS"
は遠征する楽しさをつくることもできる。
何度も挑戦する楽しさもつくれる。

- 参加する者
- 観戦する者
双方にマーチングのお祭体験がつくれる。


6|*GRAB THE FUTURE. 

ぼくたちにとって、
- ミライをつくり
- ミライを広げる
マーチングのお祭をつくる挑戦は、始まったばかりだ。

はじめなければ
はじまらない
ワクワクしようぜ!


51. リーグ戦がつくるたくさんの "楽しさ"|マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS

マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS



*GRAB THE FUTURE. 
マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS

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