(ネタバレあり)才能マップはこう作った。 世界一やさしい「才能」の見つけ方 書評と才能マップの作り方
2023/04/03に発売された「八木 仁平 (著)の世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッドをKindleで予約購入しました。
フラゲしたサイン本が届いた様子をTwitterで見ながら、発売を非常に楽しみにしていました。
結論から言うと、転職活動中や才能が分からない人は1度手に取る価値がある本だと思いました。
偶々コロナのため、2023/04/05まで自宅待機を命じられました。時間が余っていたし、転職活動もあるからこの機に才能について向き合うと決意し、書籍に取り組むついでにワークショップにも参加しました。
1日目のワークショップのおかげで1日で才能を14個見つけましたのでその方法を解説していこうかと思います。
ここからは本書の内容の一部を記載していますので、これから読む方はブラウザバックを推奨します。
八木氏が考える才能とは
才能リストの作る前に本書に書かれていた才能について読んだ感想を踏まえてざっと書きます。詳細は書籍を購入してじっくり読んでくださいね。
人よりうまくできることではなく、自然とできてしまうこと
自分は才能とは人よりうまくできることだと思っていました。ゲームのTAなどのツイートを見て、「自分はTAすらできないから才能がない」と自己否定しながら過ごしてました。本書は人よりできることが才能であることを真っ向から否定してきました。確かに人よりできることになると限られるけど、自然とできてしまうことは誰でもあると思えば、「自分にも才能があるかも」と思うようになりました。
資格、スキルではない
これは前書である「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」にも書かれています。本書で言う才能は前書の得意なことに当てはまります。得意なこと、つまり才能はスキルや資格といった特定の場面で使えるものではなく、どこでも使えるものであるということが語られています。また、スキルや資格は時によって人生において悪影響を及ぼすことがあります。自分もスキルや資格をつけてから才能が見つかると思っていました。しかしスキル、資格のせいで選択肢が狭まることがある点は目から鱗でした。自分は現在web制作の勉強をしていますが、自分の才能を考えずに選んでしまったなぁと反省してます。
なりたい自分になろうとするのは間違い
これが最も衝撃だった点です。才能を開花させるにはなりたい自分、憧れの自分になることだと思っていました。しかしそれは自己否定であり、本来の自分から離れている状態であることを述べ、真っ向から否定してきました。自分はゲームで素早く相手を倒すことができ、それを動画に上げて注目を浴びる自分になりたい、影響力のある自分になりたいと思っていました。言われてみれば、それは本来の自分からかけ離れていた存在でありました。そのままでいるといつまでも才能が見つけられないのも納得です。
努力は必ず報われる
努力すればなんとかなると自分も思っていました。正解は「才能があるものに対して努力することで楽しみながら成功する」です。要は「努力するものは楽しむものに勝てない」です。
成功者から学べば、成功できる
自己啓発書を読んでいる人が陥りやすい罠だと思いました。成功者が語っているアドバイスは無数にあり、どれが正しいか分からなくなることがあります。成功者のアドバイスは参考程度に留めておくことが良いかもしれませんね。
才能マップの作り方
上記の5つの間違いを踏まえて、ついやってしまうことを見つけるワークに取り組みました。大体10時間程度である程度形にすることができました。才能マップの作り方は以下のステップで作ります
5つの質問に答える
1000のリスト(巻末付録)から選ぶ
3つの切り口で他人に聞く
1〜3で発見した才能をリスト化
リスト化した才能をグループ化
才能マップを作る
5つの質問に答える
本書に記載されている5つの質問に答えます。このとき1つの質問に対して答えがいくつあっても良いし、答えられない質問があっても良いとのことです。
自分はNotionでまとめました。
1000のリスト(巻末付録)から選ぶ
本書では100個までで十分と書かれていましたが、自分は1000個分見てマーカーで引いていました。Kindle版は拡大しないと分からないかつ線が引けないので、LINEで1000リストのスマホ版をダウンロード・印刷して利用しました。これだけで300個近くのリストが出来ました。色んな表現が書いてあり、才能マップ作る上で役立ちました。是非活用しましょう。
3つの切り口で他人に聞く
自宅待機で接触する機会が少ないため、過去に配信などで言われたことを才能として入れることで対処しました。
1〜3で発見した才能をリスト化
2で引いた部分と1と3で発見した才能を付箋ではってリストを作りました。A4紙が数枚になりました。
付箋を大量(300枚近く)に使うのでコンビニなどで買って準備しておきましょう。
リスト化した才能をグループ化
リスト化した才能で似たような言葉がある場合、グループ化して1つの表現をつくります。これを3グループ以上作ります。
同じグループに付箋が大量に並べられる光景を目にすると思いますが、これが自分にとって突出した才能だと思ってます。
才能マップを作る
グループ化した才能を参考に自分がピンと来た言葉、経験を4つ以上書きます。
才能マップのフォーマットがLINEで入手出来たのですが、今回はスマホで管理するためにNotionで管理しました。
前書で言う「得意なこと」が見つかりましたが、それだけではまだだと本書で語ってます。
才能を生かす、育てる
才能マップを作り終えたら、才能を生かし、育てる必要があります。これに関しては自分も勉強中です。
終わりに
本書は転職活動中、就職活動中の方はもちろん、仕事していてこのままで良いだろうかと悩んでる人や才能なんかないと思ってる人におすすめの本です。
この本を通じて、才能の定義を改めて見直し、質問に答えてまとめるだけで才能に気づくことが出来る本だと思いました。
ただこの本で見つかるのは得意なことだけなので、前書で好きなことと価値観に気づけば、更に自己理解が深まるのでこちらも購入をおすすめします!
おまけ:自分が見つけた才能14個
目標達成のためにコツコツと粘り強く取り組める
ゲームクリアなど目標達成に向けて取り組める
目標達成のためのゲームのレベル上げが苦にならない
〇〇しなきゃと思いながらやっていることが多々ある
ゴールが決まらないとモチベーションがわかない
ゴールしたら飽きることが多い
沸き起こる感情のまま話すことができる
自分語りして怒られたことがある
独り言が多いとよく言われる
話さなくて良いことまで話してしまう
後先考えずに話すため、相手に迷惑をかけてしまうことが多い
1つのことに集中して取り組める
没頭しすぎて〇〇を早くしろと言われることが多い
1日中測定器を使った測定が苦にならない
スタバに行って勉強することが好き
何時間自己理解しても苦にならなかった
何事も慎重に行動する
旅行の際、計画を立て、確認をとりながら入念に準備していた
いつか使うかもしれないものを捨てる際に慎重になってしまう
物事が正しく行われているか不安になる
決断に時間がかかる
楽観的である
生きていればなんとかなると思っている
不測のことがあってもその場で凌ぐ
結果を考えずに無闇に行動する
目の前の出来事は必然であると考える
何かあっても臨機応変に対応する
好奇心に従って行動する
何事も気分次第
1つのことに長続きせずにすぐ他のことに移ってしまう
飽きっぽい
楽しめないことに興味を持つことができない
手順通りに物事を進める
マニュアルに沿って進める
手順がない作業が苦手
結果をまとめる時、フォーマットがあった方がやりやすい
ゼロイチのアイデアを出すのが苦手
人との対立を避ける
周囲の顔色を疑い、自分がしたいことと別の選択をしてしまう
面談などで相手の言っていることの裏を読んでしまうことがある
相手から嫌われないように振る舞う
SNSの反応を気にしてしまう
怒鳴る人、人によって態度を変える人にイライラする
困ってる人を助けたり、問題解決することができる
誰も参加者ががいない参加型配信に参加すること
人のトラブル対応が得意
親の手伝いすること
MAMPのトラブルシューテイングに対応すること
新しい情報、有益な情報を積極的に取り入れる
スキルアップのために興味のある勉強をすること
古い技術にこだわり続け、新しいことに目を向けない人にイライラする
ネットサーフィンすること
ツイッター、インスタ、YouTubeで有益な情報を集めること
マイナス面、改善点などを発見して(自分で調べて)解決しようとする
今日の日付から30日分の選択肢をフォームに反映させるためにGoogleのGASやJavaScriptを使って反映させたこと
分からないことをすぐに人に聞くことがムカつく
ここはもっとよくなりそう、ここは改善できそうなところがあるとすぐに調べて行動する
つまづいたら即調べる
問題を解決するまでよく考える
昔は良かった人にむかつく
物事を反芻することがある
後悔、反省、嫌な過去から忘れられない
一人で考えることに時間を費やす
新しい発見をすることが好き
新しいゲームで遊ぶことが好き
コワーキングスペースに行って交流し、新しい情報を得たとき
行ったことがない場所へ行くとき
外出が好き
同じようなことをすることが苦にならない
異なるサンプルで同じ検査を行い、結果をまとめること
思った通りの結果が出るまで同じ検査を繰り返し行うこと
同じようなサイトや音楽を聴いているとき
採取、発掘が面白そうにみえる(ゲーム)
ゲームで同じようなクエスト、モンスターに挑んでレベルを上げること