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2023年を振り返るつもりが、自分自身を振り返ることになったnote
自己開示は苦手だ。これはずっと言ってるし、実際そうだ。人前で自分のことや自分の意見、思ったことをそのまま話すのは本当に苦手だ。
それについて考えると、ある光景が頭に浮かんでくる。
消えない記憶
小学生のとき「何でもいいから感想を言って」と先生に当てられた理科の実験後、私は思ったことを話した。
当時小学生だ。
おそらく語彙力がなかったために、自分が思ったことを言ったつもりが実験結果にそぐわないことを言ったんだと思う。
「それは違う、間違っている」
いまでもその言葉が聞こえる。クラスメイトの笑い声も聞こえる。
「私が思ったことは間違いなんだ」という記憶とともに。
あれから私は、自分の意見や思ったことをそのまま発言するのが
怖くなった。
何を話すのが正解なのか、どんな意見を求められているのかばかり考えてしまうようになった。
怖い。
自分の考えたことを話すのが怖い。
怖いから言わない。
言わなくていいなら言葉にする必要もない。
いつの間にか私は、自分が思っていることをすぐに言語化できなくなっていった。
少しずつの変化
ライターゼミには2020年12月の発足当初から参加しているけれど、当時はその活動にあまり積極的ではなかった。
ごくごくおとなしく、「そこにいる」を頑張っていたように思う。
急に振られても、皆さんのような主体性のある意見は話せない。
オンラインイベントもあまり積極的には出てなかったし、急に当てられないように画面をオフにしたりもしていた。
自分の意見ややりたいこともあまり言わないのは「私の考えは間違っているんだ」とどこかで思ってるからかもしれない。
そう思っていると「やりたい」のかどうかもわからなくなっていく。私の「やりたい」はもしかして我がままなんじゃないか。私なんかよりもっと真剣にやりたいことがある人が周囲にはたくさんいるはずだ。
それでも少しずつ、少しずつ発信できるようになってきたのは、人前で話す仕事をするようになったり、世の中には今まで知らなかった多くの考え方や価値観があることを今さらながら知ったりしたことで、自分の中に何かしらの変化が起きたからだと思う。
自分自身との対話
2023年、ライターゼミではなぜか自分自身を見つめなおすようなイベントや活動が活発になった。
・「ワクワク」と「できる」2軸のマッピングで自分のキャリアを考える「ワクワクtoできる」のイベント。
・かばの妖精である「かばおさん」に話すことで、自分自身を見つめなおす「テキトーフォーミー」
・カードゲームをしながら、自分や仲間たちの価値観が見えてくる「カラバリューカード」
それまでも自分自身を見つめなおすような活動はあったけれど、自己開示ができない私にはハードルが高くて参加できなかった。
でも、ワクワクって何だかおもしろそうだし、かばおさんはかわいい。カードゲームはたのしそう。
そんなちょっとした感覚が、そのハードルを超えさせてくれた。もしかしたらこの数年で、私の中のハードルが少し下がっていたのかもしれない。
「ワクワクtoできる」のイベントに参加してから、自分自身のワクワクに従おうって思うようになった。
今日の #ライターゼミ 講座は
— 森まゆみ(まあち)🐾ライターxオンライン秘書 (@march_320) May 18, 2023
バリュークリエイトの三冨さんによる
「ワクワク価値創造セミナー」✨
ワクワクは変化するし、できるからってやらなくてもいいこともある。 「ワクワク」と「できる」の2軸で自分と向き合うことで、自分軸を見つけていく。
ワクワクするお話、ありがとうございました
テキトーフォーミーについてはnoteも書いたし、ライターゼミ内ではなくテキトーフォーミーのワークショップにも参加した。知らない人の前で自己開示をするハードルをかばおさんが超えさせてくれた。
カラバリューカードはカードゲームだ。
配られた数枚のカードから、自分の価値観に合わないものを1枚捨て、カードの山から1枚とる。そうして最後に手元に残ったカードが自分の価値観という、勝ち負けのないカードゲーム。
その時、私の手元にはこの5枚が残った。
![](https://assets.st-note.com/img/1703365070437-PsXc9WtuC8.png?width=1200)
このゲーム、残ったカードはもちろんだけど「どのカードをどう感じて捨てたのか」もかなり重要なんだと思う。
ずっと迷って捨てられず、一番最後に捨てたのが「プライバシー」だった。
これを私は「自己開示」と受け取ったのだ。
自己開示は苦手だ。これはずっと言ってるし、実際そうだ。それでもこのカードを最後に捨てられたことは、自分の中で大きな体験として残っている。
体験が背中を押してくれる
今回「ライターゼミでアドベントカレンダーをやりたい」と思ったのは、仲間の文章を年末に向けてまとめて読むのはきっと楽しいだろうと思ったから。
でも誰も参加してくれなかったらどうしよう。うまくいかなかったらどうしよう。私が思ったことをどう受け止められるだろうか。私が提案してもいいのかな。これは私じゃないかもしれない。私が思ってるくらいだからもしかしたら誰かが提案するかもしれない。それまで待ってみようか。
葛藤しながら、それでも今年のいろいろな体験が背中を押してくれた。
「やってみたい」と発信してみたら、思っていたよりも多くの仲間が賛同してくれた。嬉しや。
何より驚いたのは、皆さん年末の大変な時期にこのアドベントカレンダーのために新しく記事を書いてくださったこと!
中にはこのためにnoteに初めて記事を書いた人、前から書きたいと思っていた記事をこの機会に書けたという人もいて、もう小躍りした。
毎日新しく書かれた仲間の文章が読める!!もう本当に感謝しかない。
提案してよかった。
私の「やりたい」に付き合ってくれて、本当にありがとうございます。
大切な居場所のために
思ったことをすぐに発言するのは相変わらず得意ではないけれど、それでも少しずつ、急なむちゃぶりにも対応できるようになった。
自分の意見は言ってもいいんだと思えるようになったことで、自分自身はどうしたいのかをもっと真剣に考えるようにもなった。
ライターゼミはさまざまな仕事や学習をする人たちの集まりだけど、それだけじゃなくいろいろな価値観の人たちの集まりでもある。
正解なんてなくて、それぞれの意見をそのまま受け入れてくれる。もちろん本当によくないことにはきちんとフィードバックもくれる。
そんな居場所を見つけられて、本当によかった。
だからこそ、今後もこの場所のために仲間のために、私にできることをやっていこうと思う。
このnoteは「ライターゼミアドベントカレンダー2023」に参加しています。
ライターゼミメンバーによる、最高にステキで楽しくてほっこりする文章をぜひお読みください!
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![森 真弓(まあち)|ライターxオンライン秘書](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25575089/profile_f1e262f88d4bc70fa0a7b5f8bff0951d.png?width=600&crop=1:1,smart)