見出し画像

万次郎と私。#5


納車の前に、借りた倉庫の話をもう少し詳しくしておきたい。なぜならコレが納車日の散々な結末に繋がるからぁー(涙)。

自宅から矢太郎(長男の折り畳み自転車)で5分くらいの場所に、万次郎がギリギリ入りそうな倉庫を見つけたはいいものの。
路面は砂利、雨対策のためか砂利から倉庫まで38センチというなかなかの高床式だ。

でも、他に探したところは、自宅から倍以上の距離…さすがにそれでは盗難保険も効かない(自宅から2キロ以内じゃないとダメらしい)ということで、時間もないしラダー買えばまーイケるだろ!!という安直な判断でお借りした。

ラダーは少しお高いけど耐荷重450キロの強そうなやつ(幅28センチ)を1本購入。8月末に届いてすぐ、倉庫に運び込み、ワタクシはここで準備万端だと思っていた。
倉庫内が暗いので、人感センサー付きの簡易ライトくらい付けよかなー、などと、超呑気なことを考えていたのであった。

んで、ようやく調整し直した日程で9月末、ようやくバイク納車に!大親友Yちゃんに車を出してもらい、バイクに乗れる格好でお店に向かう。
くだらないことをキャッキャ喋りながら到着して、書類の手続きと説明とお支払い諸々と…を小一時間で完了させ、万次郎いざ乗車。

まーね、鉄壁のペーパーライダーですから??
可愛い店員ちゃんに「ちょっと駐車場内を一周して、慣れてから公道に行かれたほうが」とやんわり練習を勧めてもらい。
そーですねー!と元気に返事しながらまたがり、ギアを1速に。

フラフラヨタヨタ走り出すのを、Yちゃんがムービーで撮影してくれたりする中、駐車場を一周してYちゃんの車の前で停車。
慣れないのと、ライディングスクールの教習車と違ってギアチェンジがおぼつかない(ソレ致命的なやつ)状態なのに、なぜかもう公道に出る気満々の私。

不安げに顔を見合わせたYちゃんと店員ちゃん。何かを察して駆けつけてくれる店員ちゃん。
「あの、もう少し、あと何周か、練習したほうが…」

…ですよねー…。

この時のムービーを後で見せてもらったら、私が走り出してすぐにYちゃんの「逆走やんけ!!」という悲鳴と「え、何してんのなんで止まってるの、え?練習どした?」という音声が、美しく撮れていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?