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万次郎と私。#16


初めての真冬の高速を体感してから、あったか手袋のリサーチに余念がない私。山登りがだーいすき!という職場のお姉さまにもお尋ねし、最終的にワークマンで手袋をいくつか買った。

いっやー素敵だわワークマン強いわ防風機能素敵!

などと思いつつ、いやそれでも寒くて寒くて万次郎とデートしたら死ぬかもね?という冬でした。
(訳:春先までほぼ2ヶ月乗らなかった)

世の中は年度末、私の仕事も悲惨な激務で連日シカバネ。そうこうしているうちに、え?免許更新の期限ヤバいね?!という3月のとある日。

小春日和だし、久しぶりに出すかぁ!と矢太郎に跨ってえっちらおっちら倉庫へ。
久しぶりだし、最悪エンジンかからなかったらどうしようかな、エンジンスターターまだ買ってないし…と心配したが、そこは優秀な万次郎。何の問題もなく始動。一度エンジン切ってから、ラダーを準備する。

前回までで散々やらかしてるので、ラダーと倉庫を紐で繋いで、ラダーが大きく動かないように固定もした。我ながら進歩の遅さがひどいが、大体何事も体当たりで学習していくタイプ。つらいね?

固定されたラダーに少しずつ車体を載せて降ろす。よしよし、少しずつだけど慣れてきた!

寒くなってもいいように、革ジャンも着たしパンツ下には防風レギンスも履いた。運転免許試験場まで、のんびりドライブな昼下がり。

無事に到着し、ロータリーへ進入。バイク置き場は…?とキョロつく私に、こっちこっち!と手招きしてくれる警備のおじさま。おお、そっちのほうにあるのね駐輪場!と曲がろうとする私におじさまがひとこと。

「ここでエンジン止めてねー♪」

…は…?
ロータリーのここからそこの駐輪場まで50メートル以上ある感じだけど…?!と、白目を剥きながら、わかりましたぁ!ありがとうございます!と返事だけは元気な私。
路面が平らなことだけが救い…。

「帰りもエンジンかけるのはここからねぇ!」

追い討ちをかけてくるおじさま。
わかったよ…頑張るよ…(涙目)

更新の受付時間ギリギリかな…?
これ、免許更新無事にできるのか…?

1人脳内会議が繰り広がる中、汗が大量に噴き出るのを感じる。いや…帰りには寒くなるから…これくらいがええんや…ええはずなんや…!

次回、免許更新できるのか!できんのか!

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