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函館旅行記〜観光スポット編〜

12/23〜12/26というもろクリスマスシーズンに、女友達(ちょくちょく話に出てくる高校時代からの友達)と函館に旅行してきました。

人生って楽しい!
12月下旬の函館はとっても寒かったです。雪も降っていました。(♪こなぁゆきぃ)

でも、サラサラで純白のパウダースノー(まさに粉雪)で、稀に関東や京都で降る雪よりもずっと清らかな気がしました。

しかし路面が凍結しているところもちょくちょく見かけたのでとても怖かった…

スノーブーツのようなものを履き、日頃の鍛錬(?)のおかげでギリギリで踏ん張る謎の体幹を備えていたので怪我なく帰ることができました。

心配な方はスパイクみたいなものがついている靴の方がいいでしょう。

そもそも冬の北海道に来るなって?
それは野暮ってもんよ。雪化粧をした函館に赴くことでしか得られない栄養があるんでい。

…来年の大河「べらぼう」にかこつけて慣れない江戸っ子口調で書いてみましたが、もうボロが出そうなので普通の文体に戻ります。

広島旅行記と同じく、観光スポットパートとグルメパートに分けます。

では、On y va!


1.100万ドルの夜景

ミシュラン観光ガイドで三つ星を獲得したらしい函館の夜景。某名探偵の映画でも取り上げられましたね。
12/23の夜という日程で突撃してきました。察してください。

ロープウェーも一緒にパシャリ

2.大沼国定公園  

函館駅から特急北斗に乗って大沼公園へ。
ワカサギ釣りをしました。私は二匹、友人は四匹釣れて、釣れたお魚にもう少しおまけをしてもらう形で天ぷらにしていただきました。命をいただいているという神妙な気持ちになりました。

ワカサギ釣りの後は公園内を散策しました。運が良ければシマエナガちゃんが見られるかもということでしたが、残念ながら叶わず…。
それ以前に寒すぎて木の上を見上げる余裕もなかったので普通に見逃している可能性はあります。
リベンジしたいですね。

3.クリスマスマーケット

クリスマスイブにクリスマスマーケットに伺いました。懲りませんね。とても寒かったですが、イルミネーションが綺麗でした。 
写真に収められたカラバリはこんな感じ。



赤レンガ倉庫に入っていたお店(プティ・メルヴィーユさん)でケーキを買い、ホテルに持ち帰っていただきました。
「呪術廻戦0」をお供に。
12/24は百鬼夜行当日ですから…。五条と夏油に思いを馳せながらいただきました。


4.元町エリア(函館公会堂、北方民族資料館)

12/25の朝は元町エリアへ。
そういえば、神戸・横浜・函館と幕末に開港された街のなかに「元町」という言葉を冠する地区があるのは偶然でしょうか。必然だとすれば、由来や出典となった言葉などはあるのでしょうか。

有識者の方、教えていただきたいです。
まずは「函館 元町」で検索するとトップヒットする公会堂に足を運びました。


爽やかな青色とレモンイエローのコントラストが美しいですね。

中は撮影禁止とのことで紹介できず残念なのですが、19世紀の香りがする洋風で雅な建築でため息が出るほど美しかったです。  

次は、ゴールデンカムイファンとして是非とも足を運びたいと思っていた函館市北方民族資料館へ。
こちらは館内撮影可・SNS投稿OKとのことでしたので、張り切って添付していきましょう。



↑こちらはアットゥシ。
ゴールデンカムイの作中ではアシリパさんや谷垣が纏っていたものだったと思います。展示されていたのは樹皮でできたアットゥシ。

「樹皮」ということでゴワゴワしているのかなぁという先入観を持っていましたが、確かにしっかりした強さはあるものの手触りは心地よく、着るものとしては快適そうだなという印象でした。

↑こちらは、アシリパさんやキロランケニシパがつけていた耳飾り「ニンカリ」です。

余談ですが、ゴールデンカムイの時代には「男性のみ」ニンカリを着用することが禁じられていたらしい(「野蛮だから」だそう)です。ですのでキロランケニシパはしれっと規律違反をしています。

女性がOKだったのは、西洋にもピアス文化があったから。なんか…ずいぶん勝手な理由ですね。

↑首飾り、「タマサイ」。
金カム作中だとインカラマッさんがつけていました(本来は儀式の時につけるものらしいです)。


↑こちらはマキリ。アシリパさんも持っている小刀ですね。マキリは全て男性が彫るもの。女性が持っているマキリは、その女性に思いを寄せる男性が彫って献上したもの。

至近距離でじっと見つめるとわかりますが、ウロコ彫りなど繊細な模様がびっしり彫られています。

肉眼で彫るのはかなり難しそうなので、虫眼鏡も使ったんでしょうか。精密に掘り進めるためにあちこちに心を配ったことでしょう。
どうしてここまでするのか?

マキリは、その出来の良し悪しで男性の生活力を測ることができるとされていたからだそうです。
手先が器用→刃物の扱いが上手い→生活力がある
みたいな感じでしょうか。

女性側は、そのマキリを気に入れば求婚を承諾するし、気に入らなければ……(お察し)という結末になります。

ですから男性側は必死でマキリを彫るのです。
愛する人に、愛を返してもらうに値する人間だと証明するために。

このマキリにも、彫った方の身を焦がすような思いが込められているのかもしれませんね。胸が熱くなりました。

他にも、鮭皮の靴やマタンプシ(アシリパさんが巻いているハチマキのようなもの)なども展示されていて、「進○ゼミで見たやつだ!」ならぬ、「ゴールデンカムイで見たやつだ!」状態になっていました。ネタが古いか。

好きな漫画に描かれたものたちを実際にこの目に見ることができて感無量でした。
私の興味のフィールドを広げてくれたゴールデンカムイに感謝。

5.一本木関門

次に泊まるホテルに行く前に一本木関門へ。
私の初恋の人で永遠の推し、土方歳三最期の地です。ちなみに金カム世界線では……原作を読んでからのお楽しみです。

少し情報を集めたところ、お供えをしている方もいらっしゃるとのことなので、せっかくならとお供物を買うことにしました。と言っても、ちっちゃいミネラルウォーターです。

本当は仏花を買いたかったのですが生憎近くに花屋さんがなく、断念。
ではせめて始末に困らないものをと考え、お水にしました。

5年前、高校2年生の冬にもここを訪れました。
お久しゅうございます、土方殿。
安らかにおやすみください。

6.五稜郭

最終日はついに五稜郭へ。金カムではピー(未アニメ化範囲・ネタバレになるので自主規制)。
まずは五稜郭タワーに登って全体像を。

こうしてみると綺麗に星型ですね。雪で白く輝いていて美しい。桜の季節は薄紅に染まってもっと綺麗なんでしょうね。一度は見てみたいものです。

なんか出っ張っている部分(下の写真参照。丸がついているところ)は半月堡といい、死角なく攻撃するための要となるもの。本当は5箇所設けるはずが、予算の都合で一箇所しか作れなかったとのこと。

これがもし5つ作られていたら、歴史は変わっていたのかも…?なんて、歴史にifはありませんから言っても詮無いことですがね。

五稜郭タワーには、土方歳三の銅像が二つあります。一つは一階に、もう一つはタワーの展望フロアのところにあります。 


土方の故郷、日野から移植された土方手植えの矢竹

やっぱり土方歳三という人はかっこいい。
写真からもわかる通り顔立ちも眉目秀麗ですけれども、それだけではなくどこか頑なで、儚くて、情に厚くて、切れ者で…性別を超越した人間としての魅力みたいなものに溢れていて、憧れてしまいます。

オタクの補正がかかっていることは否定しませんが、函館で共に戦った榎本武揚が「部屋に入ると清らかな風が吹くような、爽やかな人だった」と評していたり、「(兵たちが土方を慕うさまは)赤子が母を慕うようなものだった」と記されていたりするので、実際厳しくも優しい人だったのではないかと推察します。

土方のことになると熱くなってしまいます。
土方語りを続けて分量がすごいことになる前に、この辺りでお暇しようかと思います。
では、後半のグルメパートでお会いしましょう。


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