arrive at/on/in 違いは?|前置詞の使い分け

arrive は、英語を習い始めたばかりの頃に出てくるシンプルな英単語ですが、使い方を間違っていることが多いです。arrive の後には、例外もありますが、基本的に前置詞が続きます。
arrive の後に続く前置詞には、at、in、on、そして例外の前置詞なしです。どれを使ったら良いのか迷いますよね。
色々な前置詞が使われる理由は、arrive の後に『時間』と『場所』が続き、その時間の幅、場所の広さによって前置詞が異なるからです。
この記事では “arrive + 前置詞” を場合ごとに分けて説明します!

arrive 時間

到着する、もしくは到着した時間を伝えるとき、その時間の範囲の長さによって前置詞を使い分けます。
具体的な時間を表現するには at を使います。
I arrived at 5 PM.
『午後5時に到着しました』
I arrived at noon.
『私はちょうど正午(12:00)に到着しました』
時間よりも少し広い範囲、日や曜日など1日を表現するには on を使います。
He arrived on Monday.
『彼は、月曜日に到着しました』
He arrived on October 25.
『彼は、8月25日に到着しました』
時間の範囲として最も広い 月、年 そして 季節を表現するには in を使います。
I arrived in 2020.
『2020年に到着しました』
She arrived in the summer.
『彼女は夏に着きました』


arrive 場所

伝えたい場所の大きさによって前置詞を使い分けます。
ある建物や施設、駅や空港、会社など具体的な場所を表現するには at を使います。
I arrived at the office.
『会社に到着しました』
He arrived at Narita Airport.
『彼は成田空港に到着しました』
具体的な場所ではなく、国や県、市町村など広い範囲の場所を表現するには in を使います。
He arrived in Japan.
『彼は日本に到着しました。』
I am going to arrive in New York.
『私はニューヨークに到着します。』

例外 arrive 前置詞なし

ここまで arrive に続く前置詞について説明しましたが、前置詞がつかない例外があります。
arrive の後に続く単語が、時間では yesterday『昨日』、tomorrow『明日』、last year『昨年』、next week『来週』など、場所では home『自宅』、there『そこ』、here『ここ』などの場合には、前置詞を必要としません。
その理由は、これらの単語はすべて副詞、副詞句で『~に』という意味を持つためです。
I arrived yesterday.
『昨日到着しました』
I arrived home.
『家に到着しました』

まとめ

具体的な時間には at、1日には on、季節や
年などには in具体的な場所には at、国など地域には in
例外として、yesterday、last year、home などには前置詞は付けない
I arrived at the APA hotel in Tokyo at 7 PM.
『私は、午後7時に東京のAPAホテルに到着しました』
They arrived in Hokkaido in the winter.
『彼らは北海道に、冬に到着しました。』
He is going to arrive here tomorrow.
『彼は明日、ここに到着する予定です』
もちろん前置詞を間違っても英語ネイティブの人たちは『あっ、到着したのね』理解してくれます。しかし、違和感は感じているはずです。
例えば、日本に来た外国人から『昨日に、東京で着きました』と言われると、理解できますが違和感がすごいですよね。
言いたいことを伝えることが最も大切ですが、できるだけスムーズな会話をしたいですよね。そのためにも、前置詞にも気をつけることは大切です。

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