「保育所・放課後学童クラブでの令和6年春からの発達障害児受け入れ対応について」のセミナー終わったよ。
11月26日日曜日、「保育所・放課後学童クラブでの令和6年春からの発達障害児受け入れ対応について」のセミナーを行いました。
しゃべり過ぎました。(笑)
参加してくださる方々のニーズを聞いて
お話する内容も柔軟に変えたり、質問に答えたりってするので
時間超過してしまいました。
予定が入っていた人にはご迷惑をおかけしました。
「保育所、放課後学童クラブ」の障害児通所施設ではない場所を対象にお話しようと思っていたので、障害児福祉に関することよりは
一般的な子育て支援や保育に関わる方々をイメージしてお話しようと
セミナーのスライドも作りました。
おまけで「発達障害児支援」についての情報も付け加えていました。
結果、障害児通所施設、事業所の方もご参加下さっていたので、
私的には、もっとガッツリ障害児支援に関する法改正について
話した方が良かったのかな?とも思いましたが、
こども園に通っている方もいたので、結果的には予定していたお話で
満足していただいていたので、良かったなぁ~。と。
様々な地域からの参加だったので、
取り巻く環境が違い、一概には言えないことも少なくありませんでした。
例えば、大阪ではたくさんの放課後デイサービスがあるので、
通う子どもたちが少なく、集客?にてこずっている事業所も少なくないけれど、反対に放課後デイサービスが少なくて、放課後学童クラブで障害児を受け入れなければならないという状況が生まれているところもありました。
これからはインクルージョンの推進が大いに進められる
だから、
そのような状況も至る所でうまれてくるだろうけれど、
そうなると放課後等デイサービスは質がますます問われて
淘汰されていくのかもしれません。
保育所や放課後学童クラブの職員の人たちは
出来たら、障害のある子を受け入れたくはないと思っているでしょう。
なぜなら、受け入れる人たちにその知識やスキルがないから、大変なことばかりだと思わざるを得ないから。
でも、私から言わせると
「保育士」であると言うことは「子どもの発達」について学んでいるのだから、それは必要以上に心配しなくても良いのでは? 基本は同じだもの。
発達障害児のサポートができない人は
普通に通ってくる子どもへの保育、サポートもできないってことを意味している気がします。
保育士、児童指導員などの思い通りにならない子は
「大きな声でしかる。」
「腕をひっぱり、行動を矯正する。」
など、を日常的に行っていると
それが当たり前になってしまう。
療育、発達援助以前の問題。
たとえ、研修やセミナーにどれだけ参加していても
子どもへの関わりにセンスのない人は、
保育や発達援助を仕事にするのは止めた方が良い。
ま、とにかく
わたしは、このセミナーのためにたくさんの資料に目を通した。
で、言えることは
障害児支援はこども家庭庁の管轄となり、
「障害」にフォーカスされるというより「こども」ということに
重要性をおくという世の中になっていくということです。
「子どもの最大の利益になること」を優先すると言うことです。
どこで育つのか?
学ぶのか?
過すのか?は
「こどもの最大の利益」を考えて決定する必要があると言うことです。
周りの大人の都合は二の次なのです。
さぁ、今から「子どもの利益」という視点にかえて
思考を変えて
障害児支援についても考える癖付けを是非!
受講者の声
<参加者の所属やニーズに合わせて柔軟にご対応いただき、実例も交えた質問にもおこたえいただいた、きめ細やかなセミナー運営に感謝しています。 日々の仕事において、保護者や教員を支えながら、今まで以上に子どもを真ん中におく視点を常に意識したいと思います。>
<やまもとさんのお話、他の方々それぞれの立場でのお話はとても勉強になりました。自分の住んでいる自治体、勤務している職場の現状を思いながら、来年度以降自分が出来ることを考える良い時間になりました。ありがとうございました。>
これからも、皆さんにお役に立てるセミナーの企画をしていきたいと思います。
とりあえず、次回は
「知的gifted群からWISC-Ⅴを概観する」
ご参加お待ちしております!