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 少し早めの時間に家を出ました。
近所に庚申堂さんがあって、今は葉桜がきれいです。
あることがあって、(ちょっとこのエピソードを書いていると長くなるんでまたの機会に)庚申堂さんの境内を抜けて行こうと思いました。

境内に足を踏み入れるとちょうど庚申堂さんの方(なんてお呼びするのかしらないので。お仕えの方?でしょうか)朝の開堂の準備をなさっていました。私を見つけてお声をかけてくださいました。
「今は、こちらの葉桜がきれいですよ。」とそう言いながら本堂の扉をあけられました。
せっかくなので、本堂にもお参りしていこうと向かうとまた、そのお方が「今日の一番参りですね。」と
縁起の良いことですね。

本堂に入って拝むと左には「見ざる、言わざる、聞かざる」が祭られています。そして、堂内には それが描かれている風呂敷が壁に掛けられていました。それを見入っているとまた、庚申堂さんの方がその一節についてお話をしてくださり、「実はその風呂敷を描いたのはわたしなんですよ。」と。

なんと、ご縁とは不思議なもので、導かれて今日ここに居ることに感謝しました。この一節を簡単にお話くださいました。
「思いつめてはいけません。と言うことです。」と

そうそう、思いつめてはいけません。
困ったことがあったら、まずはそこから平常心に戻ることを優先させましょう。心が穏やかになったら、次すべきことが見えてきます。そうしながら、すこしずつ前に進みます。これは私自身にも言えることです。

不安になることのほとんどは「知る」「学ぶ」ことで消えていきます。
子どもの発達に不安になることがあれば、その不安を一つずつ消していくことです。そのためには、足りないものがあります。それを身に付けていくのです。

障害のある子と関わる仕事をしていて、「どうしてこの子はそんな行動にでるのだろうか?」「どのように関わるとよいのだろうか?」「どのように発達を促せばよいのだろうか」と悩むのなら、まず悩みが消えるように「学ぶ」のです。そうすると子どもたちを理解できるようになります。

生きていくことに迷い、苦しんでいるのなら、そこから抜け出すきっかけを見つけなければなりません。きっかけなんかなんだって良いんです。あなたがそこから抜け出さるのなら・・・。

「見ず、聞かず、言わざる 三つの猿よりも
   思わざる こそ勝なりけり」元三大師 御歌より

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やまもと まゆみの世界感<発達障害って言葉が無くなること願って、大人と子どもの発達支える仕事してる>
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