九鬼の記事vol.59(2021.01.25)
0.今週の記事のレビュー
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「今週の記事のレビュー」では、本記事を簡単にまとめています。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
1️⃣今週の学び:今週の学びは「反復練習を考える
2️⃣今週の陸上部・巧のトレーニング:フラットアップ
3️⃣今週のオススメ論文:今週の論文は、「熟練した長距離ランナーにおけるランニングエコノミーを改善する方法としての下り坂走トレーニングの効果」
4️⃣時事ネタ・記事の紹介とコメント:
5️⃣Q&A:
1.今週の学び
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「今週の学び」では、今週のできごとから九鬼が感じたことについて述べています。主にトレーニング・コーチングの現場での気づきを発信したいと思います。
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今週の学びは、「反復練習を考える」です。
まず、この写真にあるように。
サッカーのフリーキックを考えてみたいと思います。サッカーのフリーキックは、どこでファールが発生するのか未知のため、事前練習と同じところでフリーキックをけることができません。
厳密にいうと、試合中に起こる全てのフリーキックは、選手にとって新規の運動課題であると言えます。
そのように考えると、フリーキックの練習では、得意なところからなど、ある特定の位置からばかりキックする練習をするのではなく、多様な距離や角度から練習することが重要だと考えられますよね👍
このように、多様な反復練習によって、情報を練習の段階で選手にインプットしておくことで、選手は試合で新規の運動をクリアすることができるのです。
ちなみに、これはスプリントも同じだと考えられます。
短距離走とは違って、球技系選手は様々な状況や相手、姿勢でスプリントを行うことが要求されます。
そのため、練習で同じ姿勢でばかり走らせていても(通常の直戦走など)、試合での新規のスプリント運動に対応できない可能性があります。
そのため、腕振りを制限したり、上半身の向きを規定することによって、スプリントの運動に幅を持たせることが重要だとも感じています🤔
一方で、弓道のように様々な要素が規定されている場合はどうでしょうか?この場合における反復練習の意義を考えてみたいと思います。
一見すると、弓道のような運動は、常に同じ運動を繰り返しているというように見えるかもしれません。
しかし、選手のコンディションは時事刻々と変化していきます。
心理的に緊張したり、リラックスしたり。
または、身体的に調子が良かったり、痛いところがあったり。
心身のコンディションが様々で、その上でも同じ運動を行わないといけないと考えると、これも常に新しい状況でパフォーマンスを発揮することが求められる、とも考えられますよね🙋♀️♂♂️
そうすると、日頃の練習では「こういう状態の時は、こうすればいい」という自分の取り扱いを学んでいるというように解釈することもできます🤔
もちろん、これ以外の解釈もあると思いますので、僕自身も見識を広げていきたいです✍️
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