【Hope】「放蕩」娘も見放さない
「『自己嫌悪』と言われますが、自分がいやになることはたくさんの人に経験があると思います。私もあなたよりもっと大人になった頃、何度もそういう時期があったことを覚えています。」
すっかり変色したB6サイズの藁半紙。鉛筆で2枚にわたり丁寧に綴られたお手紙は、中2の時にある先生から戴いたものだ。通っていたキリスト教系の学校で「宗教」を担当されていたその先生は、最後の授業で提出した感想文へのフィードバックとして、一人ひとりにお手紙をくださった。
感想文の内容は全く覚えていないが、私