突然終わるとき
もしも、急に
「あなたは、あと数日しか生きられません」
って言われたら。
自分だったらどうするかな。
近しい人がそう言われたら、自分は何かできるのかな。
まだまだやりたいことが多すぎる自分は、
「あなたは、あと数日しか生きられません」
なんて言われちゃ困る。
そんなことを考えながら、週末に近づいていく、夕暮れ時。
自分はおそらく、何事もなく週末を迎える。
でも週末を迎えられないかもしれない人もいる。
一度しか会ったことない人が、
終末期の、終わりを過ごしていると言う。
もう、その人の力でも、他人の力でも抗えないものらしい。
その人自身が、それでよいと選んだ道。
それの行く末は、見守ることしかできない。
こうしたほうがいいんじゃないかな、って一応言ったとて、
結局どうするかはその人の自由だ。
一度しか会ったことなくても、
何となく覚えてるものではあるから、
挨拶ぐらいしたほうがいいかなとも思ったけど、
相手が自分の事を全く覚えてなかったら気まずいし、
自分よりも最優先で会いたい人はもっとたくさんいるだろうから、
その人たちが、大切な時間を一緒に過ごせてるならそれでいいと思う。
本人は、どんな気持ちで今の時間を過ごしているのだろうか。
悔いなくやりたいことをやり尽くしたのか。
食べたいものは食べれてるのか。
残されてる時間を、受け入れてるのか。
たとえ、その人が、一度しか会ったことない人でも、
「友人・知人・家族」の知り合いでも、
遠くにいってしまうことは寂しい。
今後、「友人・知人・家族」を経由してその人の話を聞く、
ということが無くなる。
向こう側に感じていた、その人の質量、存在感が消える。
この瞬間にはもういない、って分かってるから、
思い出話では感じられない、今生きてる雰囲気、みたいなものはもう感じることが出来なくなる。
人は突然いなくなってしまう。
いつ誰がいなくなるかも分からない。
でもそんな日を恐れてばかりもいられない。
今の自分ができることを最大限やっていくこと。
感謝や思いはちゃんと言葉にすること。
忘れそうになるけど、極力忘れないようにしていきたい。
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