善財童子からの招待状
ある日、不思議なハガキが届いた。
裏面には、ふっくらとしたほっぺたに耳の上のツインお団子、両手を胸前で合わせて遠くを見つめるかわいらしい姿。そして黒地に白抜きで書かれた
国宝・善財童子
の文字。
そう、私に届いたのは、安倍文殊院にいらっしゃる善財童子からの招待状であった。
こちらがそのハガキだ。
実際は、安倍文殊院を訪れた友人が、まだ見ぬ善財童子へ恋い焦がれていた私に送ってくれたポストカードなのだが、この出来事が『そうだ、善財童子に会いに行こう』旅へと私をかき立てたのであった。
続く。
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