TAIANのVisionについて
株式会社TAIAN(たいあん/大安吉日の「大安」が由来)代表取締役CEOの村田磨理子と申します。お祝いテックカンパニー、つながりテックカンパニーとして、日本社会を盛り上げたい!というスタートアップを経営しております。
本日は、TAIANのVisionについてお話しさせていただきます。
私は、組織文化づくりを何よりも大切にしており、TAIANのメンバーは、このVisionに強く共感してくれています。
どのような思いでこのVisionを策定し、どのような会社にしていきたいか、決意も込めてお話しさせていただきます。
TAIANにおける最上位概念にくるものがVisionです。
日本を盛り上げることに全力で取り組みたい
「日本を盛り上げたい」これが、私のキャリアにおける軸でした。
私はなぜこれほどまでに「日本」を主語にいつもアツく語ってるのか自分でもわかっていませんでしたが、ようやく最近自分がわかってきました。
幸せが当たり前ではなかったので、何か意味がある時間だったと言えるように、自分の人生で大義を果たせたと言いたくて、必死にもがいていたら今になっていたようです。
エンジニアHR領域に関わり感じた、日本のテクノロジー発展可能性と格差
新卒1社目のリクルートスタッフィングで配属されたのが、エンジニア派遣の営業部。それまで全く知らぬ存ぜぬの領域だったエンジニアHRでしたが、今思うとこの配属をしてくれた会社に大感謝です。
もっとこのエンジニアHRを深く取り組みたいと考え、2社目は、Empower Engineering を掲げるギブリーのHR Tech事業部へ参画させてもらいました。
日本の失われた30年間を取り戻すために、日本で遅れてしまったソフトウェア開発の領域を盛り上げよう!という世界観に惹かれ、没頭しました。
仕事内容はまさしく日本にインパクトがある面白い取り組み。刺激的な仕事内容・アツい人の集まりで、良き会社員人生を送らせていただきました。
優秀なエンジニアと、顧客が持つイケてる多数のITサービスを、カスタマーサクセスとして拝見させてもらいました。ITって面白い。1000万円の給与提示される新卒エンジニアが生まれたり、300人以上の学生が集う学生向けのハッカソンなど…エンジニアHRが見せてくれた可能性。自分はギブリーに入るまでITベンチャーやサービスには疎い方でしたが、ITと優秀なエンジニアたちが魅せてくれる無限の可能性を感じ、最高にワクワクしました。
一方で、ここで同時に思ったことが、優秀なエンジニアたちは、当然エンジニア評価(給与水準・働き方など)が整っていて、優秀なエンジニアが沢山いる会社に行く。自分が関わっていない業界・会社・業種の人たちはなかなかITの力を享受することができないことも体感しました。
起業のきっかけになった、自分の結婚式
IT格差は一層広がるのだろうという実感値を持ち始めた時、結婚式を挙げることになりました。
(自分にはいい家庭なんてつくれないのではないかという不安を払拭してくれた夫と出会い、結婚し、結婚式を挙げたなんて…今でも夢のようです。笑)
結婚式を挙げることにしたと同僚や上司に報告したところ
結婚式は費用が、初回の見積もりから100万円上がるから気をつけて
準備が面倒で仕事との両立大変だから頑張ってね
でも楽しくて最高だよ
と言われました。
私は幹事が趣味と公言している人間なので、幹事に慣れてるからマイナス部分として言われた点も問題なく進められるだろうと思い、話半分で聞いていましたが、結果的に全部本当でした。笑
前評判で聞いていた通りの大変すぎる結婚式準備体験。業界がIT化に苦戦しているのだろうと感じました。ブライダル業界でのITエンジニアの求人募集はほぼ皆無。あっても20万円(中途)の月給。
まさに、自分の関わっていたキラキラIT業界とはかけ離れた世界線でした。
業界の方々にヒアリングをすると、見えてきた激務の実態
事務作業が多すぎて、ウエディングプランナーの仕事は、事務作業が業務のの6-7割ほど。土日は始発から終電まで。
キャリアは3年持てばいい方。体力がある人だけが3年持つ。
「プランナーに向いているのは、どんな人ですか?」と聞くと、「体力と忍耐力のある人」という答えを返してくれた業界の方々は1人や2人ではありませんでした。
私は結婚式を通じて、素晴らしい人生における価値観の変容をすることができました。
一方で、この現状はなんて勿体無いんだ…というのが率直な感想。
Instagramを使いこなしている式場の方々は口々に「IT苦手なんです…」という。
営業職についてばかりのExcel関数の一つも触れなかった自分を思い出しました。自分の見える世界を前向きにしてくれた、この業界への恩返しとして、業界の方々と一緒に、日本社会を前向きに変えていきたいと考えるようになりました。
社会に、持続的な人生のワクワクと幸せを作り出したい
情報過多の現代で、社会と人とのつながり、人と人とのつながりが一層大切になっていくと考えています。
そこに、【社会に対して能動的な仕掛けをもって、幸せとワクワク(刹那的じゃないもの、人生の角度をあげる)をつくる】ことで日本を盛り上げたい。
その中で、自分だからこそできることは何かを問いました。
・社会のための仕事を頑張っている人を応援したいという気持ち。
・エンジニアリングと感受性の行き来ができる自分の特性。
経営者になることを最初から決めていなかった人生だからこそ、そこからの逆算じゃないからこそできることがあるのではないか、という強い思いが芽生えてきました。
資金調達活動なども経て、市場規模や、成長業界に対する業界と向き合うことがいかに大事なことなのかも身をしみてわかってきました。
一方でここ観点での起業家しか発生しないと、IT化の遅れ、DXに乗り遅れる業界は必ず出てくるし、それによって淘汰されてしまう文化や業界があると思うと強い危機感を覚えました。
経営者としての人生を計画的に組んだキャリアだったら、おそらく今向き合っている事業は行っていないでしょう。
(ブライダル業界は、少子化・多様な価値観のあり方などの影響で、2024年現時点では一般的な解釈では成長産業に見られづらくなっています。)
私だからこそ、そして私たちの経営チームだからこその社会還元があると確信しています。
そして、いわゆる市場規模の選定…のようなものからはじめた起業ではないすが、スタートアップ経営者になったからには、必ずこの共存の証明をしたい。
アツさを再度評価できる社会へ
私が生まれたのは1990年。バブルは崩壊していて、昔は良かったと先輩や親世代から聞いてきました。高度経済成長期への憧憬が秘めているのかもしれません。自分が生まれる前のバブル期は伝聞でしか知り得ません。
でも、日本を成長している社会にしたいと思っています。
今の社会に対する違和感として、以下のようなものがあります。
・マイナスの発信ばかりがXでバズる
・〜〜ハラスメントという言葉が量産されてしまう
配慮は大事ですが、配慮が先行してしまっていることに憤りを感じています。人口の中でアツさを持つ人が本当に減ってしまったのでしょうか?
そうではないと私は考えています。
ハラスメントという言葉の量産によって、本来できるはずだった絆ができなかったり、本来できたかもしれない成長機会が失われてしまっていたり、そういうところにはなかなか目を向けられにくかったりする。
まさに、勿体無い。
とはいっても、相手に対して思いやることは大事です。弱い立場の人たちを思いやる価値観が広まった現代だからこそ、アツさも思い出したい。
アツさと、あたたかさを共存させる、そんな社会をつくりたいと本気で考えるようになりました。
日本を再度盛り上げたい。
TAIANはそれを実現させるべくムーブメントをつくっていけるような事業を推進していきます。
難しい挑戦だと考えていますが、アツくてあたたかい仲間・投資家の皆さんと、顧客がいて、未来を変えられると確信しています。
このVisionを達成するためにTAIANは、ユニコーンを目指しています。今後も発信をしていきたいと思います!読んでいただきありがとうございました。
株式会社TAIAN 代表取締役CEO 村田磨理子
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