40にして「自分さがしの旅」にでたわたし、もうすぐ50にしてあたらしい自分に出会う
本とお酒をこよなく愛する、もうすぐ50歳のmarです。
人生の節目、アウトプットにチャレンジしようと、noteをはじめて3週間。
記事のことをかんがえると、人生を振りかえることが多くなりました。
いちばんに思いだすのは、ここ20年。
31歳で離婚し、月収8万円のシングルマザーとなってからのことです。
30代、すべては娘を大学にいかせるため
シングルマザーとなって、こころに誓っていたのが、娘を大学にいれること。
母子家庭のせいで大学にいけなかったとは、だれにも言われたくない。
塾にいれるには金銭的にきびしかったので、娘が中学生になってからは毎日、学校へ行くまえに1時間、帰ってきてから1時間、わたしが勉強をみました。
それはそれで、修羅場と化すのですが・・・。
わたしが洗脳しているところはありましたが、娘も大学へいくことをのぞみました。
そのため、娘が中学・高校の6年間は、娘の勉強が最優先でした。
娘が高校生のときには学校のちかくに引っ越し、わたしの通勤は往復3時間。
フルタイムではたらき、家にもどれば勉強をみる。
受験に役だちそうな本をよんでは、食事や睡眠、勉強法と工夫をかさねていました。
体力的にはとても大変でしたが、娘とひとつの目標にむかって努力する日々は、とても充実していました。
40にして、人生の目的を失う
さて、娘が無事に、大学に合格しました。
あとは、卒業できようが、できなかろうが娘しだい。
親としては、ひとつ肩の荷がおりるおもいでした。
ところが。
娘を大学にいれるという目標が達成されたいま、何をしたらいいのかわからない。
これまでは目標があったのです。
離婚してすぐは暮らしを安定させること、娘が受験となれば合格させること。
それらが達成されたいま、人生の目的を失っていました。
惑わないどころか、「自分さがしの旅」にでる
40にして惑わず。さすが孔子。
わたしは、惑わないどころか自分がわからなくなり、「自分さがしの旅」にでてしまいました。
わたしも学校にいこうとおもい、社会人大学院を受験しました(落ちました)。
もともと得意な整理収納アドバイザーになろうとユーキャンはじめました(2級だけで終了)。
NLPという心理学をまなぼうとスクールに申しこむも、先生があわずにキャンセル。
ほかにも、編みものや刺繍、タロット占いなど、自分が夢中になれるものを探しつづけました。
「自分のやりたいことがみつかる」本も、何冊よんだかわかりません。
なにもかもが中途半端な気がして、自分の人生はなんだったのだろうか、とさえ思いました。
もうすぐ50にして、あたらしい自分がいる
そうこうしてるうちに、50歳に近づいてしまいました。
そろそろ天命がみつかるはずなんですが。
でも、パッションもミッションもないし、成しとげたい夢もない。
もう、無理やり見つけるのをやめました。
少なくとも、役にたつ人間でありたい、そう思うようになっていました。
50にして「自分」というものが薄くなったように思います。
そんなとき、思いがけず、お習字を習うことになりました。
字を書くことは好きで、もっとじょうずになりたいと思っていたのです。
はじめてみると、わたしの性格にぴったりで、ほぼまいにち練習しています。
そして、ことし49歳にして再婚しました。夫は、わたしとは対照的なアウトドア派。
いまは、夫と旅行するのが楽しいです。ことし初めて、海外にもでました。
内向型・インドア派のわたし。いまの生きかたは、想定外です。
もうすぐ50にして、あたらしい自分がいました。
ご縁をたいせつに生きていく
これまでの自分は、自分でなにか成しとげることばかり考えていました。
そんな自分が薄まったとき、人とのご縁にも恵まれ、あたらしい自分になっていました。
ずっと、本によって人生を変えてきたわたし。
いまは、人との出会いによって、人生が変わっていきます。
ご縁をたいせつに生きていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪