またまた休日の帰り道
部屋を出たあと
カレとスーパーへ寄ることとなった。
前にも記したカレとの共同作業が
最終タームへ突入。
共同作業における必要なものを
一緒に買いにいくことにした。
好きな人とスーパーへ行くという
シチュエーション。
たまらない。
たまらない。
たまらなすぎる。
私は普段は一人でスーパーへ行く。
サクサク買い物をし、手際よくお買い得品を
かごにいれて、お会計をして帰る。
カップルや家族連れをよく横目でみていて
羨ましいなと感じている。
誰かと買い物ができるっていいなぁ。
ましてや隣にいるのがカレ。
たまらない。
心の浮わつきが止まらない。
これぞ、浮気か?!
スーパーオデエトが究極の浮気なのか?!
さてさてそのスーパーの場所は、
カレの職場と家の程近く。
え?え?え?え?
そんなところに行ってもいいのか?
いや、ヤバいだろう。
さすがのワタシでもカレを近所のスーパーへ
連れていくほど肝っ玉は座っていない。
カレはヤバくないのか?
イヤイヤイヤイヤ、ダメだろう。
カレ。何を考えているのか?正気か?
と、ツッコミを入れながらもシュルリと
ついていってしまう。
なんて図々しい愛人だ。
カレとまわるスーパーはとてもとても
楽しい。
まるで初デエトのディズニーランドや~。
それは言いすぎか。
しかし、映画村くらいの楽しさと表現しても
間違いはないくらいの楽しさだ。
究極の浮気であるスーパーデエト?
にワクワクしてしまった。
この時間がずっと続けばいいのに。
あぁ、スーパーの中を彷徨い続けたい。
昔あった巨大迷路にでもならないだろうか。
迷いに迷って一生出たくない。
いやいや、子どもたちは家で待っている。
帰らなきゃ。
迷路から脱出しなければ、
子どもたちには会えない。
左手の法則を使い脱出するしかないか。
あれって、右手でもいけるやつだ。
と、そんな妄想ばかり考えていたが、
呑気なことばかり言ってはいられない。
ここはカレの近所のスーパー。
カレとの距離だけは間違えないように、
粗相のないように、細心の注意を払った。
細心の注意を払いつつも、
共同作業に関係ないものまでふたりで見て
純粋にお買い物を楽しんでしまう。
お買い得商品をふたりで見つけて
ワクワクし、ワケワケすることに。
あーなんて楽しい時間なのであろう。
フワフワした気持ちのまま
買い物も無事に終えサヨナラ。
サヨナラ。サヨナラ。サヨナラ。
帰りの電車はニヤケ顔で夢見心地だ。
あぁ完全に浮わついちゃっている。
家に帰らなくちゃ。
浮わついた自分にも、
サヨナラ。サヨナラ。サヨナラ。