平日~続
お風呂にふたりではいる。
今回はさほど洗いっこはせずに、
ざぶーんと湯船にはいる。
自分の体積でお湯が溢れるのがいやで、
私から必ず先に入ると宣言。
彼は後から入ってもらう。
湯船のなかでもキスは止まらない。
のぼせるくらいまで、
おしゃべりしながらのキスが続く。
あ!
私のからだがしんどい時
彼はマッサージをよくしてくれる。
最近仕事が忙しく大変そうな彼に
マッサージをしてあげよう。
彼の足裏マッサージを
湯船の中で始めてみた。
モミモミモミ
私は普段から自分の足裏マッサージ
しているので、足裏は得意なほうだ。
モミモミモミ
彼は生まれて初めて他人から
足裏マッサージをうけるらしい。
ほんまか?
たいそう大喜びしてくれている。
とてもマッサージのしがいがある。
尽くしたがりの彼は、次は自分が!
と、はりきってマッサージを始めてくれた。
しかーし、そろそろギブアップ。
長湯しすぎてのぼせてしまいそうだ。
お話しチューで相当体力を消耗したようだ。
身体を拭いて、いざベッドへ。
二回戦目。
こゆいこゆいながーいチューから始まる。
チューは好きな人としかしたくない。
女性(わたし)はそうだけど、
男性(かれ)はどうなんだろうか。
彼も浮気ではチューするのはどうかと思う。
浮気でチューするのは違うでしょ。
と、一般論(?)を昔言っていたが、
このチューは何なんだ?!?
いーつもするトロントロンのやつは
何なんだろうか。
浮気ではなく本気のチューなのだろうか。
はて、本気のチューとはなんなんだろうか。
モヤモヤモヤ
チューの後、彼からの舌と手の攻撃を受け、
気を失いそうになるほどの
気持ちよさに襲われる。
彼は丁寧に丁寧に舐めてくれる。
触れてくれる。
私のからだのピクピクがとまらない。
彼はアラフィフだけど、必ず🍘では
2回は頑張ってくれる。
がんばり屋さんの彼だ。
がんばり屋さん彼には申し訳ないが、
今日は私が絶不調。
二回戦目の中盤から、
下腹部とも胃ともとれるような場所に
激痛が走る。
イテテテテ
舐められてるどころではない。
アイタタタ
だんだん弱っていくわたしに驚く彼。
もう何が起きているかわからない。
自分でもビックリするほどの痛み。
イテテテテ
うずくまり丸まり横になっていると
後ろから心配そうに抱き寄せられる。
最初は介抱してくれていた彼だが、
私の柔らかい身体に背後からぴっとり
くっつきながら横になっていたら、
とうとう彼の我慢ができなくなったようで、
上から下と優しく触る手が止まらない。
介抱はどこいった?
後ろから当たるものも感じる。
彼は一人で興奮し始めたようだ。
私の方の痛みが落ち着くと、
彼のが中に入ってきた。
こんな状況に彼は興奮したのか。
何フェチ?
もう止まらなくなってしまった
がんばり屋の彼は
やる気マンマンさんに変身だ。
二回目も相当気持ちが良かったようで、
彼にしては珍しく声を出しながら
いき果ててしまった。
その姿も実に愛おしい。
が、
彼がいったあとしばらくすると
また激痛に襲われる。
下腹部とも胃ともとれるようなあの場所だ。
イテテテテ
弱っている私相手に2度目を行った彼。
本当にひどい男でしたね。と省みる彼。
そうだ、そう言われたら、確かにひどい。
ひどい。ひどい。ひどい。
言われて気付く鈍いわたし。
なんだか自分がとても可愛そうになり、
その日の夜、
かなりひどい男でしたね。
と、嫌味なメッセージを送ってしまった。
そもそも私は、チョコレート膿疱を
卵巣にもっている。
チョコレートさんとは若い頃からの
お付き合いである。
なんとかうまくやっているおかげで
手術は免れている。
勿論これからも免れる気マンマンだ。
チョコレートさんとは
決別はしない代わりに、
暴動は起こさないように!
と、きつく言いつけている。
お付き合いは細く長くいくつもりでいる。
もしかしたら、あの手のイテテテテは、
チョコレートさんが原因で
うずいたのかもしれない。
チョコレートさん、何が不満?
付き合っていない状態での情事にか?
そもそもの婚外恋愛にご立腹?
それともW不倫に憤り?
チョコレートさんも色々思うところが
あるのだろうか。
その夜、彼は私の病気の事もふまえて
本気で反省したメッセージを返してきた。
謝罪の言葉の連続だ。
一方私は謝られるのは苦手。
私の方が申し訳なくなる。
なんだか彼は猛省しているようで、
可哀相になるほど。
次回はこちらからお誘いしないと
そのままかたまってしまいそうな勢いだ。
チョコレートさん、彼を許してあげる?
次回は私から声をかける?
え?むしろ私に怒ってる?
おーい、チョコレートさん。
どーする?一緒に決めよ!