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直観を研ぎ澄ますヒント (食事編)

「読んだ本の感想をnoteに書いてみませんか?」投稿ページにこのようなメッセージが出ていた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は本の感想。それではよろしくお願いします。

ご紹介いたしますのは「科学者たちが語る食欲」
ディーヴィド・ローベンハイマー氏とスティーヴン・J・シンプソン氏による。シドニー大学の生命環境科学部の教授二人による共著です。

副題の"食べすぎてしまう人類に贈る食事の話"にあるとおり、人間誰しものテーマかもしれません、『なぜ人は必要以上に食べてしまうのか』について、データベースで非常に明快な回答されている点が非常に面白い。知っているようで知らないこのテーマ、興味ある方はぜひ読んでみてはいかがでしょう。

さてさて感想。

「食欲を支配する成分を知っている人」と「食欲を支配する成分を知らない人」。世の中にはこの2通りの人間しかいません。ローランド風に言ってしまうとアホらしいのですが、これつまり、『食欲を支配(コントロール)できる人』と『食欲に支配される人』と置き換えられると思いませんか。さらに言うと、前者は何となく良い感じ、後者は何となく残念な感じがしないでしょうか?

人間が抱く『何となくいい感じ』という感情、これとても重要なことだと思っています。いわば"直観"。企業の経営者の「重要な判断をする際、最後の決め手になるのは自分の直観です」みたいな話してますが、一般人や凡人も同様でしょう。直観ニブニブ人間と直観バチバチ人間がいたら、バチバチ人間の方が楽しい人生を送りそうな気がします。

そんなみんな大好き"直観"ですが、ニブニブとバチバチにはやっぱり差があるわけで、直観のクリーンヒット打率で言えば、ニブニブ人間は1割、バチバチ人間は9割くらいでしょうか。

『バチバチ人間はニブニブ人間に対して直観クリーンヒットを何倍放っているのか。』ここでちょっと計算。人は一日に60000回ほど選択していると言いますので、

バチバチ人間/ニブニブ人間 = 0.9×60000/0.1×60000 = 540000 
年間とすると、540000×365 = 197100000 = 1.971億
思考できる人生が60年とすると、118.26億。バチバチ人間はニブニブ人間の約120億倍のクリーンヒットを放っていることになります。

天文学的な違いになりました。。。ニブニブ人間が一生をかけて繰り出す直観のクリーンヒット数は、バチバチ人間が半日で達成することに。。。泣けますね。これは叶わない。これだけ差が付くとなると、迷惑かけないのでベーシックインカムで養ってくれ。そう言いたくなる。ニブニブに所属する私としては、なかなかベーシックインカムに舵を切らない政府にはヤキモキしているのですが、ニブニブは考えます「直観磨きたい・・・どうしたらいい!?」。

そこで達した一つの結論。直観とは何か。私はこれを『言語化できていない能力』と解釈しており、そして優れた経営者と凡人・一般人は『言語化していない部分のボンヤリ具合』が決定的に違うのだと。そしてこの言語化できていない能力を少し具体化してくれるのが、今回紹介した本のような、知っているようで知らないことに科学的アプローチで取り組んだ作品なのではないかと。

私はこの本を読んだので、どういう食事をすれば食欲をコントロールできるのか知っています。

・カロリー摂取を抑えるにはどうしたらよいか
・長生きするには食生活をどうしたらよいか
・中年を過ぎてからはどのような食事をとるべきか

脂肪の取り過ぎはよくないだの、添加物が多いとどうなるだの、これまでは漠然としたイメージしか持たずに、行動変容できていなかった私ですが、この本を読んだ後は、明確に具体的な理由をもって食事を選択できるように思います。

食や睡眠、衣服、住居など生活に深く根ざしたところに直観が働くことって重要ですよね。今回は直観というより科学的な知識ですが、私はいずれ内容を忘れますので、うっすらとした記憶が直観として働いてくれることでしょう。

それでは皆様、
本日もお疲れさまでした。

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