産後うつ:至れり尽くせりの産院生活だけど帰宅後への不安は強くなった
✳︎これは娘を出産し、2年半も産後うつに悩んだわたしの、回復までの体験談です。前回の記事はこちらです。
わたしの地元は、なぜか大して大きくもない街に個人産院が複数あります。
そのため出産費用は自宅の近くよりもかなりリーズナブルで、今住んでいる地域の1番安い総合病院と地元の産院がほとんど同価格です。
そのうえ妊産婦を集めるために、とてもサービスが充実しています。
当然のように全室個室で、家族が一緒に宿泊することもできる産院がほとんどです。
わたしの出産した病院ではないけれど、産後にマッサージや整体を産院でしてくれるところもあるほど。
わたし自身はそう言った情報を知っていたわけではなく、あくまでも里帰りが良かったので地元を選択しました。
さらには、自分が取り上げてもらった産院が現在もお産をしてくれているので、特に考えずにそこに分娩予約をとりました。
産院の方針として、「とにかく妊産婦にストレスをかけない」というのがありました。
そのため、その産院では分娩の際分娩室に入れるのは夫のみ。実母もダメ。
産後は母児は別室で、日中は希望で同室ものできるものの、夜間は母親は休むべきということで別室。
母親は夜間授乳もせず、一律に夜間はミルクを助産師さんがあげてくれていました。
そのため、産院での生活では、全く退院後の生活をイメージすることができませんでした。
妊娠中から見ていたアプリを使って、その時期の生活を見ていると、「新生児期は3時間ごとの授乳」と書いてあります。
それでも夜間の授乳はないし、昼間も授乳の時間になると部屋へスタッフの方が赤ちゃんを連れてきてくれるシステム。
約1時間、授乳、オムツ交換、体重の計測(哺乳量の計測)などを行い、お迎えに来てもらいます。
ですから、我が子を抱っこできるのは3時間おき。
ただただ、これからどうなるのだろうと不安が募っていました。
この不安を解消できなかった結果、退院前後のわたしはもっと苦しむことになるのですが、その話は次回にします。
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