ヨーロッパ珍道中 ナポリ編
2010.12.16
今日でフィレンツェとお別れだ。
ありがとう、フィレンツェ、
ありがとう、愛しき、ドゥオーモよ。
そんな訳で列車で移動し、いざナポリへ。
13時頃にナポリに降り立った。
ナポリだが、今まで行った街の中で一番ワイルドな印象を受けた。
道路は車でいっぱいでクラクションの音が鳴り響き、歩道があまりないので道路を走って渡る人々、ゴミが溜まりに溜まったゴミ捨て場。。
ひとまず、ホテルにチェックイン。
駅から近いし、なかなか綺麗なホテルで良かった。
ホテルに入る際に階段しかなかったのだが、近くにいた警察?の方がスーツケースを持って上がってくれ、さっそうと立ち去る姿もカッコよかった。
ここは、下町&人情の街、といった感じだろうか。
実を言うと、旅行会社の担当さんにナポリはおすすめはしないと言われたのだが、カプリ島の青の洞窟に行きたいならナポリを入れておくべきだと言うことで旅の予定に組み込まれたのである。
まぁ、せっかく来たのだから観光を楽しもう。
早速、恒例の街歩き開始だ。
治安の悪さが心配なので、カバンを持つ手にも力が入る。
やはり、道路や脇道は大体綺麗ではない。
ノーヘルでバイクに乗った中学生くらいの少年がいたが、警察はいても見て見ぬふりである。
また、路地に入ると、なかなかディープなキスをしている若者がたくさんいる。
なるほど、観光向けの街ではない。
が、イタリアの街の一つとして見て損はない。
なぜなら、壮大な海と街、空である。
海沿いを歩く楽しみもなかなかだ。
街中や海沿いを延々と歩いてゆく。
途中、船着場の小屋の近くを通った時、
中にいた年配の女性が箒を振り上げて、年配の男性と大声で口論していた。
なかなか見ない光景だったので、あっけに取られた。
ワイルドである。
街をしばらく歩いて、海沿いの卵城を観光してみることにした。
卵城は、元々は石の要塞であったそうだ。
中も、うん。まぁ城というよりは要塞だね、という感じで飾り気や繊細さはなく、ワイルドにどーんと建てましたよ、という感じだ。
しかし、なんにせよ屋上からの景色が最高であった。
ナポリを見て死ね、という言葉は、卵城からの景色を見て死ね、という意味らしい。
なるほど、ナポリを見て死ねという意味がわかる。ナポリには総合的な街の美しさがある。
ここからの夕日が美しくて、ナポリに来て良かったなぁと思った。
夕日の余韻を残しつつ、また歩いてホテル方面に戻る。
せっかくなので、ナポリの本場のピザを頂きたいと思い、途中『ダ・ミケーレ』で夕食。
ここは、映画『食べて祈って恋をして』でも出てくる名店である。
少し並んでいたが、回転が早そうだ。
メニューも、2種類しかなくて、マルゲリータかマリナーラのみ。
早速マルゲリータをいただいたが、小麦の味がしっかりあって、トマトの濃厚な旨味とシンプルでクリーミーなモッツァレラチーズが相まって、うまいの一言である。
これが一枚、500円前後なんてお得だなと思う。
サイズが大きかったので1人で1枚は食べきれなかったが、モナが残りを食べてくれて助かった。
まわりの方は、耳の部分は食べずに内側だけ食べているナポリっ子もいて、勿体無いが現地ではそれもありなのかなぁ?と思ったりした。
そんなこんなで一日が過ぎ、
当時は明日はカプリ島へ、、と思っていたが
眠気に負けたのと天候により、明日はポンペイへ向かう。
ポンペイ編へ続く。
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