声と文字
文字で伝えようとする時、まず考えるし書きながら言葉を選ぶし推敲もする。長すぎて分かりづらくなってないか、なるべく簡潔にしてみたりもする。
声だって、本当は口を開く前に脳みそは通してるはずだけど、ときどき条件反射的に言葉を発してしまう時がある。
文字で得られる情報の多さと繰り返し振り返れることが好きだけど、その場で音として耳に入ってきたことはまた文字とは違うアプローチで心にすーっと響いては残る。
公私共にチャットやメールを使うから、文字に気持ちを乗せ、また乗っているであろう気持ちも受けとる日々なのだけど、実は電話だったり、ラジオだったり声=音で聞けるってまた別物ですきだったりする。
文字はマイルドな言葉で本音をラッピングできちゃうけれど、
声はその人らしさがわりとそのままにじみ出ちゃうんだよね。
あったかさ、すました感じ、あれ意外と冷たい人かも、いやその逆も。
音は振動だから、そのひとの纏う空気感みたいなものがより伝わりやすいのかな。声色とかっていうけど、色味というか声には温度感や元気さやインテリジェンスみたいなものがいろいろぎゅって含まれて一気に伝わるような感じがしてる。
例えば電話をかけて最初は業務的だった相手が楽しげな声に変わって切るときとかもちょっとよかったなと思ったりする。お店とかの予約とかも電話してご相談するとアプリ予約ではなかったオプションをご提案頂けたりもする。電話中のやり取りに少し不安を覚えたけど、お店に行ってみたら料理をこよなく愛するサービス担当の方だと分かり電話の時は照れてらしたんだと逆にファンになったこともある。
だいじなのは、伝えあうこと。
でも自分と相手の気持ちや気分やいいと思ってることっておなじわけじゃあないから。あんまり先入観とか決めつけたりし過ぎずにいけたらいいなって。
コミュニケーションって正解ないし、組み合わせや自分の心持ちとか些細なことでいくらでも違う感じになっちゃうけど。
明るくいってもそれが苦手な人だっているし、今はそっとしといてねって思う気持ちは自分にもあるし。
人間関係めんどくさいって思うことは多々あるけど笑、余裕があるときはよく聞いて、ときどき質問したりできたらいいな。