見出し画像

【人生の意味】何もかも失った時に、本当の豊かさを知った。

「いったい、いつになったら答えがわかるのだろう」

20代前半、私は人生のどん底を味わっていました。

突然の破局に立ち直れないばかりか、
元々危うかった家族関係までもが
修復不可能なまでに壊れてしまったのです。

友人に相談しても、冷たく突き放されるばかり。


泣きっ面に蜂どころか・・・

あぁ、まるで、
世界中が私を敵視しているような気がしました。


「私の人生はいったい何のために?」

そう自問自答する日々が続き、
空を見上げてはため息。

誰が答えてくれると期待しているのでしょう?


そのうち、この世から消えたいとさえ思うようになりました。

実際に、命を絶とうとしました。

でも、ここで人生を終えたら、それこそ、
「いったいなんのための人生?」の答え
永遠にわからないままだと思いました。


そんなのイヤだ。

生まれたからには、必ず理由があるはず。

そうしてもうひと頑張りしてみようと思ったのです。


ゼロから人生を作り直す決意をした私は、
まず家族や友人への怒りを手放すことにしました。

周囲の人ではなく、
私の中にある「怒り」が、
私らしく生きる人生を最も邪魔していたからです。


人生をネガティブモードにしていたのは、
自分自身だった
のですね・・・

これに気づいた時は、本当に目からウロコでした。

もっと早く気づいていれば、と思うこともありますが、
これで◎だったのでしょう。

人生はそうして学ぶものですから。


許すのは簡単なことではありませんでしたが、
彼らを責めても何も変わらないと気づいた時、
私の人生の挑戦はスタートを切りました。

そして、住居も仕事も人間関係も、
すべてを一新することにしました。


新しい街に移り、
これまでとは違う種類の仕事に就き、
新しい人たちとの出会いを求めたのです。

最初は何かと大変な思いをしましたが、
ちょっとずつ慣れていくうちに、
新しい世界が広がっていきました。


その過程で、
私は「人生の豊かさ」について深く考えさせられました。


お金や仕事、素敵な恋人、私を喜ばせてくれる人が、
必ずしも幸せをもたらすわけではないと気づいたのです。

長い間、人生で求めていたもの、
つまり「本当の豊かさ」とは、

信頼関係、人を許す心、自分を喜ばせること、
そして、道端に咲いている小さな花にも
目を向けることができる心の平穏なのではないかと。


何かを選択をするもしないも
「自由に選べる」こと自体が、本当は豊かなんですね。

これまで、私は幸せを「外側」からやってくるものだと信じていました。

でも、幸せは自分自身の中にこそあるのだと気づいたのです。

好きなことをして楽しい時間を過ごし、
夢を見て、希望を持ち、感覚を大切にする。


そうすることで、私は初めて、
心の底から満たされたと感じることができたのです。


この満足感は、
友人や恋人といる時を超越するほどで、
もっと深く、もっと密度が高く、
もっと「ふわぁ〜〜」という
軽やかな気持ちにさせるものでした。

まるでコットンキャンディーのような雲の上に寝転がっているみたいに。


今も、幸せをどんどん創り出すことに積極的で、
もはや「こうなったらいいなぁ〜」と思うだけで、
結構スピーディーに「出現」するようになりました^^

「冷蔵庫を開けたら、願いが叶っていた話」参照


あのどん底の経験があったからこそ、
今の私があると思っています。

あの時、恋人も友人も家族も仕事も全部失ったと思いました。
なんの価値もない、生きている意味もない、と。


けれども、人生を客観的に、
そして本質的に見てみれば、
「何もかも失った」のではなく、
「本当の自分」を取り戻すチャンスだっただけなのです。



もし、今、あなたが苦しい状況にあるのなら、
どうかあきらめないでください。

その経験はあなたを成長させるための、
絶好のチャンスとなるはずです。


きっと、あなたの魂がそう決めてきたはずだから。


いいなと思ったら応援しよう!