いくつになっても自分探しって終わらない…
私は今、40代。
子供のころや、20代のころに描いていた40代になれているだろうか。
若いころは、自己啓発本など、食い入るように読んでいた。
どうしても自分に満足できなくて、
「私はこんなはずじゃない、これは本当の私じゃない!」と、
自分を認めたいのに、認められなくて、
自己啓発本や占い本の中に自分というものを探していた。
本の中に自分に当てはまる項目があると、
「本当の私はこうなんだ。これが私なんだ。」と、なぜか安心していた。
今の私はというと、あの頃になりたかった自分には、なれていないような気がする。
でも、自己啓発本や占いには興味がなくなった。
なぜか、自分というものに満足はしている。
でも、やっぱり何者にかはなりたい。
恥ずかしながら、この年になっても自分探し中だ。
私には、時間を忘れるほどに夢中になれることがない。
それが悩み。
やりたいこと、興味のあることは、どんどん湧き出てくるのに、行動が伴わない。
忙しいし、そのうち…と思っている内に、気付けば時間だけが過ぎている。
「それって本当にやりたいことじゃないんじゃない!?」
自分を問い詰める。
いや!やってみたい!
そこで、今までやってきた習い事や趣味の中から、好きと思えるものを書き出してみた。
バレエ・アコースティックギター・絵・刺繍・パン作り。
もう一度、一からチャレンジしてみることにした。
そんなこと?
胸を張って好きといえるものを見つけることが、目標?
しょぼい目標かもしれない。
40年以上生きてきて、そこ?と、思われるかもしれない。
でも、好きなことがあるのって、生きる上で武器になると思う。
ストレス解消になる。
ただ好きでやっているだけのことが、誰かの役にたつかもしれない、
生きる目的にもなる。
もしかしたら、その好きなことで、お金を稼げるかもしれない。
考え出すと、妄想が膨らんで、楽しくなる。
あ、私また、妄想で満足してる。
結局、何もできずに中途半端で、この繰り返しだなぁ。
今、気付いたことがある。
私は、なにかに夢中になっている人に憧れがある。
そういう人って、キラキラしている。
ぶれない芯の強さがオーラで、でている。
それが、なんともかっこいい。
そうだ、私は芯の強い人になりたいんだ。
かっこいい大人になりたい。
再チャレンジは、ギターをすることにした。
まずは、つめを短く切ろう。