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5歳児の途中で保育園から幼稚園へ転園

今回は、地方移住して子供が5歳児の途中で、保育園から幼稚園へ転園した話をします。


東京の私立保育園

私は子供が生後半年で保育園に預けて仕事復帰したため、
保育園には0歳児から預けていて、
本当にお世話になり、先生方には感謝しています。
子供は保育園に育ててもらったようなものです。

その当時は東京に住んでいたこともあり、
マンションの一室の保育園でしたが、
小さいながらもイベントなどもよく企画してくれていました。
そして、園庭はないですが、よくお散歩には出かけてくれていて、
気分転換をしてくれていました。

東京での私立保育園の印象がよかったので、
地方移住するときも同じ系列の保育園に転園しました。

同じ系列だから子供も慣れているし、良いかなと思ったのですが、
やはり場所が違えば中身は違いました。

子供の保育園への登園拒否理由

地方移住してから、初めは私も週2日くらいは東京へ通い、
週3日は在宅勤務する日々を送っていました。

通勤には片道2時間弱、往復で4時間かかりました。
一日の大半を移動に使っている、
なんとまぁ無駄な時間だ、と思っていました。

段々と体がきつくなって
朝起きるのもきつくなって
土日は寝てばかり。
平日は子供に全然会えない。

そしたら、体力もメンタルもやられ、体調を壊してしまい
とうとう退職することになりました。

そのころから、子供もメンタルをやられ、
とうとう保育園へ通うことが出来なくなっていました。

毎日朝から「保育園に行きたくない」という娘。

保育園に行きたくない理由を聞くと
「ママに会えないから」とか
「先生が怖いから」とかいう理由でした。

ん?先生がこわい?

どういうことか話を聞いてみると
「お昼寝のときに、眠れなくて何回かトイレ行こうとしたらね、
ほんとうにトイレに行きたい人しか行っちゃだめなんだよ、
って先生に言われたんだ」
とのこと。

うーん。それは嫌だったね。

そういえば、地方移住して、保育園に転園した最初の頃、
慣らし保育のときに、給食の途中にお迎えに行ったときがあったのですが、
そのときの給食の様子を見ていたら、
子供たちがみんな先生を怖がっているように見えました。

楽しい給食の時間かと思ったら、
シーンとしていて、驚きました。

あと1年もこんな保育園生活を送るのかと思ったら
とてもかわいそうな気持ちになりました。

幼稚園への転園

小学生になる前の最後の1年はとても重要な時期だと思ったので、
このままじゃダメだと思い、周辺の幼稚園を探しました。

※私が退職するということもあり、幼稚園も視野に入れました。

私立幼稚園はどこも人気で満員のため、年度の途中から入園するのは不可能でした。

そのため、公立の幼稚園を探すことにしました。
幸い、公立の幼稚園はどこも定員割れしており、しかも年度の途中からでも入園できました。

すぐに幼稚園に連絡し、見学の予約をしました。
古い校舎ですが、園庭もあり、20名いないくらいの1クラスだけの園でした。

見学では、担任の先生、主任の先生、園長先生とお話でき、
クラスの子供たちの活動も見れました。

見学の感想としては、みんないい子たち過ぎる!
そして担任の先生も、娘が恥ずかしそうにしていると
つけていたマスクをスッと外し
「こんにちは、はじめまして○○です!よろしくね!
◎◎ちゃんが来るの楽しみに待ってるよ!」
と言ってくれました。

すぐに幼稚園への転園を決めて、翌月から通うことになりました。

幼稚園と保育園の違い

まず、幼稚園と保育園で違うのは、預けている時間ですよね。
子供が通うことになった幼稚園では、
基本的に9時~15時が預かり時間でした。
週に一度14時帰りの日もあったりして、一日があっという間に過ぎていきました。

というのも、家から幼稚園まで車で片道30分以上かかるんです。

朝は道路が混んでいるということもあり、
30分以上かかるため、8時20分くらいには家を出ていました。

幼稚園には駐車場がないため
近くの公園の駐車場に停めてから
歩いて幼稚園まで連れていきました。

正確には幼稚園の駐車場はありましたが、
極狭で、私の運転技術だととても停められませんでした。

15時までが預かり時間と書きましたが、
14時50分には園庭に並び、
先生からの一言挨拶があり、解散となります。

そのあとは、園庭で30分遊び、
近くの公園で30分~1時間近く遊び
車で片道30分かけて帰る
という日々を送っていました。

それが夏の暑い日も、冬の寒い日も
その生活が続きました。

子供はこの幼稚園に転園してからというもの
前のニコニコ笑顔が戻ってきて
お家でも幼稚園であった楽しかった話や
友だちの話をたくさんしてくれるようになりました。

子供の心がだんだん満たされていくのが分かりました。
毎日思いっきり外で遊んで
自然に触れて
本当に楽しく充実した時間でした。

幼稚園生活での変化

幼稚園生活になってからというもの、
夜ごはんは18時までには食べ終えることができ、
20時には布団に入って寝ることができるようになりました。

いわゆる、規則正しい生活ができていました。

そして、時間ができたので、
幼稚園の帰りに図書館や美術館に寄ることもできました。

そこでは一人10冊まで本が借りられるので、
子供が好きな絵本を借りて読むという楽しみが出来ました。

そして、美術館も近くにあったので、
図書館による度に美術館にも行く習慣ができ、
子供はもともと絵や工作が好きでしたが、
さらに興味を持つことができました。

今まで私は美術というものが全く興味なかったのですが、
子供のおかげで興味を持つようになり、美術館に行くという楽しみができました。

あとは、幼稚園はPTA活動があり、
ママ友との交流も盛んでした。

保育園時代は、ママ友と呼べる関係の人はほとんどいなくて、
ただ送迎のときに会えば、挨拶する程度でした。

幼稚園時代のママ友とは、小学校にあがった今も付き合いがあり、
良い出会いだったなと思っています。

さいごに

今は幼稚園を卒園し、春からは無事、小学校にあがりました。
幼稚園に通っていたお友達が全員行く小学校のため、
お友達もたくさんいる状態で入学ができ、
登校渋りなどすることなく、楽しく通えています。

小学校に入っても、やはり遊ぶのは幼稚園のお友達のようです。
本人が親友(心友)と呼べるお友達が数人できて、
「あのとき幼稚園に転園してよかった」と心から思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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