見出し画像

上手く弾けたら泣いちゃうかもしれない

ピアノの発表会までひと月を切った。
6月から9月までコンクールの曲を練習していたので、発表会の曲「舟歌」は久しぶりに練習している。

子供の頃からやっていてピアノを楽しめたらいいと思って始めたが、「楽しいだけではなくもっと上達したい」と思うようになった。
それがコンクールに出て確信になり、舟歌をきれいに弾きたいと思っている。
「きれいに弾く」と言っても他の人の演奏のようにはいかず、四苦八苦しているのが現状。
舟歌を始めてちょうど2年。今もレッスンを受ければ受けるほど、注意しなければならないことが次から次へと出てくる。完璧を目指しているわけではないけれど、ひと口に「きれいに弾く」と言っても奥が深い。そして注意しなければならないことのほとんどは
「楽譜に書いてある」
これがなかなか身につかない。

私が子供の頃、楽譜は音符を確認するだけのものだった。
新しい曲に入ると先生が「この曲はこんな曲」と言って一度弾いてくれる。
楽譜と弾いてくれた曲を思い出しながら「なんとなく」仕上げていた。
その当時の先生が皆そんな感じだったのか、私の先生がそうだったのか?
いずれにしても「楽譜を読み込む」ことはしてこなかった。
そんなものだと思いながらずっと弾いてきた。
上達したいと思ったら「なんとなく」では上達しない。
音の強弱、滑らかに弾くなどの表現。
和音をきれいに鳴らしたり最後の音まで丁寧に弾く。
基本的なことをしっかりできているかどうかなんだろうなあ。

改善しなくてはならないことはもっともっとありそうだ。
全部はできなくても私なりにやってみよう。
発表会の舞台で間違えずに弾けたら、泣いちゃうかもしれない。


いいなと思ったら応援しよう!