盲学校の文化祭
盲学校の文化祭に行ってきました。
やっとコロナ前のように販売ややマッサージコーナー、ステージの発表などできるようになりました。
今日は雨でしたが午後からマッサージをしてもらうために出かけてきました。
15分200円。破格です。そしてプロ級の腕を持ったみなさんが肩を揉んでくれるのですから、このコーナーは人気です。生徒だけでは手が回らないので、先生たちも手伝ってコーナーをやっていました。
高校生たちは修学旅行で行った広島と愛媛のアンテナショップをやっていました。名産品の販売と旅行の時のビデオを見せてもらいました。厳島神社、しまなみ街道、金比羅山。楽しそうな様子が伝わってきました。
私が盲学校に在籍していた時は、小学生から鍼灸マッサージの免許を取る大人まで含めて120名以上の生徒がいました。
文化祭も土日の二日間行ない、喫茶店や模擬店が複数出て、それは盛大に行われていました。地域に協賛金をお願いに行ったりもしました。
時代が変わり、今の生徒数は幼稚部から大人まで含めても40人いるかいないか。文化祭も1日のみ。それも販売などは午後のみ。大掛かりなことはできなくなり、こぢんまりとした文化祭になりました。
これも時代の流れ。
子供の数が減ったことで視覚障害を持つ子供の数も減っています。
視覚障害のある学生や生徒を受け入れてくれる学校も増え、仕事も鍼灸マッサージにこだわらず幅が広がっています。生徒数の減少は喜ぶべきことではあるけれど、どうしても盲学校でなければならない生徒もいるので、学校の維持と現状を考えると難しいところです。
ヘッダーの写真は、不用になった点字用紙で作ったはがきです。
点字で打った読み物、私たちで言うところのプリントしたものは一度読めば不用になります。それを捨てるのではなくはがきとして再生したものだそうです。点字のボツボツが出ているものもあり文字が書きづらいですよと言われましたが、私はあえて点字がわかるものを買ってきました。点字のことを知ってもらえるよう、友達に出したいと思います。
数は少なくなっても視覚障害者学校なくなるわけではありません。
盲学校の存在と視覚障害のことを知ってもらえるよう、微力ながら協力していきたいと思います。
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