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ブックオフの囚人

どうも。momijiです。

ブックオフは老若男女問わず、どんなジャンルの人達も受け入れてくれる懐の大きい一面を見せてくれる反面、他の店と比べてカオス感を異様に感じる気がしてならない。

その一つの要因として転売ヤーの存在が大きい。地元のブックオフ(田舎)では滅多に見かけなかったが、神奈川に引っ越してきてからよく通っている町田中央通り店や横浜ビブレ店では、転売ヤーの方々と毎度顔を合わせている気がする。

スマホとバーコードリーダーの二刀流装備で棚の前でヤンキー座りをかましながら、ピッピッピッピッとものすごい数の本を捌いている腕前は数多くの現場で実践してきた経験値から繰り出されているのだろうと感心する。

真っ白な髪の毛でボロボロな靴を履いた仙人みたいな爺さんから、短パンに白ハイソックスを履いた量産オラオラストリート系、ダース・ベイダーを意識しているまっくろくろすけツインテール女まで、たくさんの方が必死にレーザービームを打っているのを見て、頭の中でPerfumeが脳内再生されるところまでが自分のブックオフルーティーンでもある。

そんな二刀流実践者たちを見て思ったのは、良くも悪くも「他人の目」を全く気にしないで自分の世界に没入していること。誰に見られようとお構いなしで、恥なんて全く感じませんというような凛々しい立ち居振舞い。自分の世界というより「他人の目」を気にしてしまう僕にとっては、邪魔な存在でもあり、羨ましい存在でもある彼らに気付かされた形になってしまった。不覚ナリ。

てなわけで、もう少しだけ自分を持つ努力をしてみようと思う。

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