中印の除草剤に米国が反ダンピング課税へ 農業界は価格上昇を懸念
中国やインドから除草剤が不当に低い価格で米国に輸出されたとして、米当局が反ダンピング(不当廉売)関税や相殺関税を課す公算が大きくなっています。これに関し、米国の上下両院の18議員は8月5日、「税率を算出する際には慎重に検討してほしい」との書簡をレモンド商務長官に出しました。トウモロコシや大豆など米農家の間で幅広く使われているため、高い関税率が適用されれば、除草剤価格の上昇によって経営が圧迫されると農業界が懸念を強めていることが背景にあります。課税はやむを得ないにしても、税率は